競輪道を貫く不死身の漢が語った、
限界の向こう側にいる最強なる自分に出会う思考――。
48歳にして競輪界のトップレーサーとして活躍する佐藤慎太郎(福島78期)。
2019年には、43歳1カ月という高齢での
KEIRINグランプリ制覇を成し遂げるなど、
まさに「中年の星」として競輪界をリードし続けている。
個性的で明るく、ユニークなキャラクターも
多くの競輪ファンを惹きつけてやまない。
「本当に死んでしまうのではないかと思う」と本人が語るほど、
日々のトレーニングは壮絶であり、過酷だ。
そんなトレーニングを続ける理由は、
限界の向こう側にいる「最強の自分」に出会うためである。
アスリート、ビジネスパーソン問わず、
40代、50代にもなれば気力・体力が落ちていき、
少しでも気を緩めれば競争社会から一気にふるい落とされてしまう。
同時に、なにをやっても抗えない「老い」も立ちはだかってくる。
そんななか、数々の偉業を成し遂げてきた著者は、
どのようなマインドを持ち、自らを奮い立たせているのか。
そして、そのマインドを継続させる秘訣はどこにあるのか――。
トップを目指すために必要な思考、
メンタルとフィジカルの限界を超えるための思考を紐解きながら、
「競輪選手・佐藤慎太郎」の本質に迫っていく。
●Contents
はじめに 大台の50代、大台の20億円を目指して
第1章 競輪選手、佐藤慎太郎誕生
第2章 「競輪道」とはなにか
第3章 頂だけを目指して
第4章 心と体に限界はない
おわりに 限界の先にある風景