本書のポイント
――「小説を書きたい」と思ったその日から、最後の一行を書き終えるまで――
本書は〈ゼロから一作を書き上げる〉ための工程を一冊で説明した“創作実践ガイド”です。アイデア着想のコツ、キャラクター設定、物語構成、文章表現、推敲(すいこう)・校正、そしてモチベーション管理まで、初心者がつまずきやすい箇所をピンポイントで解説。初心者でもこの一冊を「読んだらすぐに書ける」構成にこだわりました。
◆STEP1 アイデア発想術――日常の“ひらめき”を物語の種に変える
「もし○○だったら?」と問い掛ける仮定法、思いついたら即実行のメモ術、ニュース/雑学の再解釈など、ネタ切れを防ぐテクニックを段階的に紹介します。スマホと紙の両方で使える“ポケットメモ法”で、思いつきを逃しません。
◆STEP2 キャラクター設計――読者の心を動かす人物のつくり方
年齢や口調といった外側の情報だけではなく、目的・長所や短所・バックストーリーなど内面の設定も重要です。長所と短所を対にして配置する方法や、脇役との関係性にドラマを生む方法を解説します。
◆STEP3 物語の構成づくり――物語が破綻しない“設計図”の描き方
起承転結や三幕構成といったプロットの作成方法を解説。テンプレートに沿って数行のあらすじを書くという誰にでも分かりやすい書き方を紹介しているので、プロットづくり初挑戦でも迷いません。
◆STEP4 視点・文体・語り口――読みやすさと雰囲気を両立させる秘訣
一人称と三人称のメリットとデメリット、です・ます調とだ・である調の印象差、地の文と会話文の配分バランスを具体例で比較。初心者に書きやすい〈三人称一元視点〉の使いこなし方も詳しく解説します。
◆STEP5 文章表現トレーニング――“読みやすい”を数値化して磨く
「一文一義の法則」や五感描写、よくあるミスの例など、具体的なチェックリストを提示。より魅力的な文章を作るためのコツや改善策をご案内します。
◆STEP6 書き続ける仕掛け――習慣化×ごほうびシステム
1日300字/週2時間など〈小さな成功体験〉を積んで習慣化させるための実践法を掲載。スランプの脱出法や、モチベーション維持のための「ごほうびシステム」をご紹介します。
◆STEP7 推敲・校正――初稿を“読ませる文章”へ磨き上げる
“時間を置く→構成の見直し→文章表現確認→誤字修正”の四段階チェックで効率的にミスを削減。無料・有料ツールを使った推敲方法や、具体的なチェック項目やテクニックまで網羅しました。
読後に得られる5つの成果
1. ネタ帳が常に潤う発想習慣
2. 読者を惹きつけるキャラクターと人物関係図
3. 物語が迷子にならないプロット力
4. 音読してもスラスラ流れる文章技術
5. “書き終える”を当たり前にする継続力
【こんな方におすすめ】
●小説を書き始めたばかりで何から手を付ければいいか分からない
●書き出しは順調でも途中で筆が止まりがち
●書き上げても推敲方法が分からず投稿・出版に踏み切れない
●同人誌やWeb投稿で「もっと読みやすくしたい」と感じている
読むほどに“自分の物語”が形になり、最後のページを閉じる頃には一作を書き上げる道筋が見える──そんな“創作の相棒”となる一冊です。あなたの頭の中に眠る物語を、このガイドと一緒に世に送り出してみませんか。