ほかでは読めない“ココ”だけの検証データ導く成功のカギ
移動平均線で「勝つ」
◆FXトレードは移動平均線だけで勝てる?
「FXトレードは移動平均線だけで勝てる」と言われたら、あなたはどう思いますか?
プロのトレーダーには、複雑なインジケーターを駆使し、高度なテクニックを用いながら勝ち続けているイメージがあります。ですから、「そんな単純な話があるはずがない。ウソに決まっている」と思うかもしれません。
しかし、実は “条件さえ整えば”、移動平均線だけで勝つことは可能なのです。もちろん、どんな通貨ペアでも、どんな時間軸でも通用するわけではありません。
例えば、ユーロドルの1時間足で移動平均線の手法を使おうと思っても難しいです。ポンドドルの15分足でも同様です。
しかし、ポンド円の1時間足なら話は違ってきます。この時間軸と通貨ペアなら、機能する移動平均線の手法が出てくるのです。
その違いは一体、どこにあるのでしょうか?
◆「テクニカルが使えるかどうか」の議論は時間の無駄
移動平均線に限らず、テクニカル指標については「本当に使えるのか?」という議論がよく交わされます。その結論は、実は非常にシンプルです。
「使える条件下では使えるし、使えない条件下では使えない」
要するに、私たちが“真”に学ばなければならないのは、「移動平均線を使って勝てる条件とは何なのか?」という“そもそも論”なのです。「テクニカル指標が使えるか、使えないか」と議論すること自体、時間の無駄なのです。
◆生魚が嫌いな人に生魚を勧めたところで、所詮は無理な話
「そもそも論」は、「そもそも論」だけに、一般的には軽視されがちです。でも、実はとても大事な話なのです。
例えば、生魚が嫌いな人に「おいしいから」という理由で、いろいろな味付けをして勧めてみたところで、結果は見えています。“そもそも”無理なものは、やっぱり無理なのです。
テクニカル指標も同じです。そもそもの条件が向かないところで、パラメータをいじったり、マルチタイムフレームを考慮したりして、何とか結果を出そうと思っても、無理なものは無理なのです。その一方で、適切な市場環境であれば、シンプルな手法でもしっかりと結果が出ます。
この“そもそも論”を無視して、やみくもに手法を試しても無駄なのです。
◆ 10年分の検証データで“勝てる条件”を証明! ~コロンブスの卵~
ならば、具体的にどのような状況であれば、移動平均線が機能するのでしょうか?
この疑問に対する回答として、本書では、10年分の検証データをもとに、移動平均線だけで勝つ方法を証明付きで解説します。
紹介している手法は、移動平均線自体がトレンドフォロー系のテクニカル指標であることを考慮して、順張り系に絞っています。
①移動平均線とローソク足のクロス
②移動平均線でのローソク足の反発
③移動平均線の傾きを考慮した高値(安値)更新(派生ルール)
④2線分析:ゴールデンクロス&デッドクロス
⑤3線分析:パーフェクトオーダー
例えば、2線分析(短期移動平均線と長期移動平均線のクロストレード)では、どういう条件になるのか」「3線分析では、どうしてそういう条件になるのか」を、証拠を挙げて、事実を紹介しています。
“コロンブスの卵”のように、知ってしまえば「そんなものか」と思うかもしれません。でも、その「そんなもの」を意識しないでトレードしている人はとても多いのではないかと思います。
「移動平均線を使ったシンプル、かつ実証済みの勝ち方」を、今こそ手に入れませんか?