現在の日本では、がん患者は増加の一途を辿っています。がんサバイバーは、健康な人に比べ、死や再発への恐怖、絶望感、孤独感を抱えながら生活をしています。そのようながんサバイバーにとって、後悔のない治療選択と生活の質(QOL)をいかに引き上げていくかが課題となっています。本書では、がんサバイバーが自分自身のがんをどう受け止めていくべきか、後悔のない治療選択、副作用との向き合い方、再発との向き合い方について、1000人以上のがん患者を治療したがん専門医が解説していきます。がんサバイバーがよりよく社会とつながり、充実した人生を送るための秘訣を紹介します。