推し、創作、言葉……感情の煌めきをすくいとった感動の手紙
推し、恋愛、創作、言葉、コミュニケーション……
“恋をしたことがない”小説家とコンプレックスだらけの書評家が赤裸々につづる感動の往復書簡!
残念ながら四半世紀の人生のなかで、恋をしたことがありません。アイドルにぴったりだねと言われてきましたが、恋を歌うのに恋を知らないなんてまるで作家ねと思っておりました。
――宮田愛萌
僕はアイドルとか芸能人を好きになったことがないし、いまでもその感覚が本当のところはよくわかりません。多分それは、顔で勝負できる人に対する強烈な劣等感があるからです。(…)僕は暗くて、どうしようもないやつで、キモい顔なんだと思っていました。
――渡辺祐真
・アイドルとは“来訪神”のようなものかも知れない
・感情という色に「名前をつける」と正しく感情となる
・ときには言葉のキャッチボールではなくドッジボールを!
・愛萌流“長所と混ぜ込む”コンプレックスの扱い方……etc.
みずみずしい「はじまりの言葉」がここに。