昭和の歌姫〈K〉と
青酸コーラ殺人事件。
時代が二人の運命を繋ぎ、翻弄する--
『クリーピー』『号泣』著者が
昭和100年に贈る
新境地の恋愛×サスペンス!
内田剛さん(ブック・ジャーナリスト)、絶賛!
「甘美な記憶に苛烈な現実、そして昭和が生み出した鮮やかな闇。
魂の奥底にまで響く余韻はいつまでも消えない!」
昭和40年代半ば、私は学生運動で揺れる大学を中退し、デビュー間もない女性歌手〈K〉のマネージャーとなった。
やがてスターダムに上り歌姫と呼ばれる〈K〉への恋心を封印し、
新宿の居酒屋で働くキエを映画に誘い、交際を始めるが、ある衝撃的な出来事をきっかけにキエは姿を消す。
二人を再び繋いだのは、日本を震撼させた青酸コーラ無差別殺人事件だった!