少年猟奇団ほかニューフェイスも登場! 猟奇的な人面犬が走り回って新都は大混乱!?
「赤い封筒!」遊馬と麻衣子はその瞬間、ピタリと動きを止めた。見覚えのありすぎるそれは、新都を騒がす怪人・猟奇王からの挑戦状だ。『もはや怪奇ではない。猟奇は猟奇そのものである。人類よ、恐怖に震えるがいい』人面犬なるものが巷を騒がせているとの噂を聞いた少年記者・天瑞遊馬と聖麻衣子。噂の真偽を確かめるため取材に訪れた二人は、そこで思わぬ光景を目にすることに……。渋谷の町並みを縦横無尽に疾走する大群の人面犬、辺りに轟く猟奇王の笑い声。ついに新都は、猟奇王の手に堕ちたのか? 日本猟奇化計画達成もいよいよ間近!(かも?)
終戦間もない昭和30年の東京を舞台に繰り広げられる、新感覚オカルト冒険ミステリ『東京タブロイド』外伝、第3弾。7本のストーリーが収録された短編集。巻末には電子版特別付録として、月刊『ドラゴンマガジン』掲載時のイラストを特別収録。
●水城正太郎(みずき・しょうたろう)
1971年東京生まれ。有限会社ホビー・データ勤務を経て『東京タブロイド』で作家デビュー。ライトノベルを中心に執筆。著作に『いちばんうしろの大魔王』等。アニメ『戦国コレクション』にて脚本を金澤慎太郎の名義で執筆。オカルトとルアーフィッシングを愛好。