財閥テシングループの専務・ムソクと政略結婚をすることになったユヨン。
暴力的で冷酷な婚約者に怯える日々の中、彼女の前に現れたのは、ムソクの弟であり有能な実業家・ムヒョンだった。
兄とはまるで違うムヒョンは、「婚約はあいつと、夜は俺と過ごせ」とユヨンに迫る。
初めは戸惑いながらも、彼の優しさと情熱に触れたユヨンの心は次第に動き出す。
しかしその関係は「所有」や「復讐」といった思惑をはらみ、やがて兄弟の確執と財閥内の権力争いに発展。
背徳の香りに満ちた関係の果てに、ユヨンが行き着く先は幸福か、それとも破滅か――
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