建築を設計する「デザイン」と、場の使い方のルールづくりなど建築設計の前後に取り組む「ラボ」の2つの部門を掲げ活動する若手建築家ユニット、ツバメアーキテクツ初の単著。東日本大震災などの経験から、与えられた環境の中で生きざるを得ない現代社会に違和感をもち、「自分たちの生きる環境を自分たちで扱えるものにする」ために考え、取り組んできた実践を6つのテーマで書き下ろし。高野ユリカ(写真家)、小川さやか(文化人類学者)、青井哲人(建築史家)との対談も収録、現代社会を生き抜くための建築づくりを多角的に考察する1冊。