責任で始まった、童貞(おれ)とヤンキー(かのじょ)の不釣り合いな関係。待っていたのは、裸でくっつき、だらだら過ごし、ラーメンをすする、最高に甘くエロい日常だった――
ある夜、公園で泣きじゃくる金髪ヤンキー・亜紀(27)を慰めたのが運の尽き。真面目だけが取り柄の童貞・誠(28)は、勢いで彼女と初夜を過ごしてしまう。
そして、誠が語った「責任を取ります!」 その一言から始まった、誰が見ても「不釣り合い」な二人の同棲生活。
周囲の冷たい視線とは裏腹に、二人の部屋は甘く怠惰な愛で満ちていた。
休日は一日中、裸でベッドに絡み合い、 腹が減れば近所のラーメン屋へ行き、また部屋に戻っては、日常の挨拶のように肌を重ねる。
誠は、強気な彼女が自分にだけ見せる素顔と、不器用な純粋さに、本気で溺れていく。
だが、誠が仕事で多忙を極めると、二人の間に、静かで、しかし、致命的な溝が生まれ始める。
会えない寂しさ。連絡のすれ違い。 そして、誠のスーツに染み付いていた、甘い「女物の香水」の匂い――。
亜紀奈は「浮気」を確信し、絶望に沈んでいく。
一方、彼女の不安に全く気づかない誠は、この地獄のような仕事を乗り越えたら、彼女を本気で幸せにしようと、人生最大のサプライズを準備していた。
「今週末、大事な話がある。いい店、予約したから」
勘違いと純愛が交錯する、サプライズの行方は?
真面目童貞×ヤンキー女という不釣り合いな関係の官能小説が、ここに誕生!