【特集】最新刊『世界はきみが思うより』発売記念 寺地はるな デビュー10年の歩み 【ブックガイド】「一概に言えないこと」を真っ直ぐ見つめる ●読者の背中を押す、温かな作品群・・・・・・瀧井朝世 【刊行に寄せて】●「手に負えない」は「愛しい」 寺地はるな 【短期集中連載】●松下隆一 たそがれの女(前編) 御上の狗を務める辰次は、見張っていた大店から出てきた女中を尾行する。 【連載小説】●嶋津輝 あまあま2 振り売りをやってみた善吉だが、碌に声も上げられず、意気消沈する。 ●真山仁 ヘキサグラム3 王麗芳は、甘粕正彦から、ある人物の影武者になることを打診された。 ●小路幸也 隼ビルヂング3 四階の明星探偵事務所は、なぜ空室のまま、ずっと存続しているのか? ●梶よう子 キネマの夜明け9 戦争の気配が漂い始めた頃、次女の桃が加世に結婚すると言ってきた。 【衝撃の最終回】●篠田節子 ホテル・ボルネオ(終) ボルネオでのホテル開業に挑んだ大浦が、その果てに得たものとは。 【第31回 中山義秀文学賞】●谷津矢車 著『二月二十六日のサクリファイス』 ●木内昇 著『雪夢往来』がダブル受賞! 【話題の著者に聞く】●朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』 「誰にも肩入れしない」書き方を心がけました ●葉山博子『南洋標本館』 小説でしか描けないような特大スケールの物語