このレビューはネタバレを含みます▼
めっちゃ面白かった。グランが本当に可愛い! グランは、童貞攻めの可愛いところをてんこ盛りに詰め込まれた男(笑)。エンニードは最初、俺なんてロシナンテ言って、ことなかれ主義の暗いヤツだったんですけど、グランという理解者兼絶対的な味方を得たことで少しずつ強くなっていきます。後半は強い受けでとても良い。そして、実質主役のような当て馬バラバス。コイツがねえ、前時代的なモラハラパワハラセクハラすべての嫌なハラスメントを詰め込んだような存在の、いにしえのストーカー系スパダリ(笑)攻めみたいな感じで、息するだけでムカつきます。なのに、ずーっといる(笑)。なかなか退場しない悪役兼当て馬で、もうあまりにもしぶとくて読者が諦めかけた頃ようやく退場する。しかも、被害者エンニードの手ではなく、他者の手で。受けを神聖視する人もいますから、手を汚させたくないのもわかるけど、あれはちょっとガッカリしたな。エンニードの手でボッコボッコのギッタンギッタンにしてほしいじゃないですか。顔面でマッシュポテト作るくらいしてほしかったから、他人の手で間接的に復讐させてて、ちょっと気が抜けた。あとは、いろいろあってグランの問題も解決しながらの大団円。長編にふさわしい読みごたえと壮大なスケールのファンタジーBLでした。グランは可愛い童貞攻めなので、エンニードの尻に敷かれています。良い座布団(笑)。そして、ずっと巻き込まれてえらい目にあうシース卿に幸あれ。