性奴隷である少女・サーシャは競売にかけられていた。
しかし、彼女を買う者は誰もいなかった。
今日もご主人様・ギルにお仕置きされる…
指先がクリをなぞり、舌が汗ばんだ肌を這い、罰という名の悦楽が与えられる。
——それはサーシャにとって、至福の時間だった。
幼い頃、奴隷として悲惨な生活を送っていたサーシャは、冷徹で悪名高い奴隷商のギルに性奴隷として買われた。
「高く売れるよう育ててやる 逃げ出そうなんて考えるなよ」
脅し文句とは裏腹に、ギルはサーシャに美味しい食事と衣服を与え、読み書きを教えた。
もちろん、性奴隷としての技法も…
男を悦ばせるための振る舞い、甘く媚びた声の出し方、蕩けるような表情の作り方──
肌を撫で、舌を絡ませ、敏感な部分を執拗に責めながら、ギルはサーシャの身体に快楽を刻みつけていった。
そして、身体を重ねる度に、サーシャはギルに想いを寄せていく…
「勘違いしちゃダメ ギル様は商品のためにやってるだけ」
だが、サーシャが商品として売れることはなかった。
そんなある日、奴隷売買取り締まりの記事を目の当たりにしたサーシャ。
自分が売れない限り、奴隷を所有しているギルは処刑されてしまう…
ギルのため、自ら身を売るためにサーシャは屋敷を抜け出すが──