人間と人間に迫害される超能力者との攻防を描いた作品で、話がよく練られており面白いです。人間と共存できないところとかも含めポーの一族を想起させます。スケールも大きいし。ただ、登場人物の顔がみんな同じに見える…。最初の話が複雑で一番よくできてい
たかな。謎解きみたいな感じでオチが二転三転するのもすごくいいです。ラストの皮肉もいい。全部は読んでないです…辛いテーマなので二十巻までとなるとさすがに気が滅入るかも。普通の人間対超能力者という構図は、人種差別や民族浄化のアナロジーなのかなという気もします。そう考えると極右ファシズムや人種差別が悪化している21世紀の今こそもっと読まれるべき作品。
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