主人公は16歳の、少女と言っていい夭(わか)い女性。母と死別し、父親とも再婚により別居。母方の叔母夫婦に引き取られ新生活を始めるが、そこのオヤジの性の対象になり、部屋を覗かれ女友達とのレズ行為を覗かれ、果ては自分の裸まで鑑賞されてしまう。全
4巻の大長編作と知ってこの第一作を手に取ったが、はじめから主人公の性描写が惜しげもなく繰り広げられる。かといって、そこは16歳の主人公。読んでいてあまり艶っぽさは覚えない。第2巻以降、先は長いのだからとわかっていながら、もう一つ色気が欲しいところだった。個人的には主人公の叔母の緋蝶が、登場する女性の中で好みだが、如何せん見せ場が少なかった。次巻に期待。本編は長い物語の、まだまだほんの一幕に過ぎないと自らに言い聞かせたのであった。
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