お金の貸し借りなど契約に関わる民法が改正された。約120年ぶりの抜本改正がビジネスや暮らしに与える影響は大きい。2020年にも施行される予定で、改正のポイントをしっかりと押さえたい。 本書は週刊エコノミスト2017年7月11日号で掲載された特集「ビジネスが変わる民法改正」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・契約のルールに大きな変化 グローバル時代に法体系刷新
・飲み屋のツケ、病院の診療代… 時効10年に統一し、煩雑さ解消
・労働債権の消滅時効 民法改正に合わせ長期化
・現実に合わせ明確に定義 相手に不利な内容は無効
・5%から3%へ「変動制」に 過払い金や損害賠償を左右
・「公正証書」でハードル高く 事業の資金調達に影響も
・「契約不適合」の概念を導入 請負契約のシステム開発は注意
・貸す人も、借りる人も必見 不動産実務はこう変わる! 重要7項目解説
・我妻民法の大転換 「大陸法」から「英米法」へ 国際的潮流への対応
・相続法の改正議論 与党に「家制度」への思い? 「法律婚だけ保護」に反対噴出
【執筆者】
桐山 友一、米江 貴史、三平 聡史、水口 洋介、小野 智彦、岩田 修一、大神 深雪、小久保 崇、吉田 修平、松尾 弘、荒木 理江