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先生の白い嘘(1)
青年マンガ
先生の白い嘘(1)
8巻完結

先生の白い嘘(1)

690pt/759円(税込)

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作品内容

「このマンガがすごい!オンナ編」2014に第9位を獲得した、注目作家鳥飼茜の青年誌最新作、登場!原美鈴は24歳の高校教師。生徒を教師の高みから観察する平穏な毎日は、友人・美奈子の婚約者、早藤の登場により揺らぎ始める。二人の間に、いったい何があったのか?――男と女の間に横たわる性の不平等をえぐる問題作、登場!

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作品ラインナップ  全8巻完結

  • 先生の白い嘘(1)

    690pt/759円(税込)

    「このマンガがすごい!オンナ編」2014に第9位を獲得した、注目作家鳥飼茜の青年誌最新作、登場!原美鈴は24歳の高校教師。生徒を教師の高みから観察する平穏な毎日は、友人・美奈子の婚約者、早藤の登場により揺らぎ始める。二人の間に、いったい何があったのか?――男と女の間に横たわる性の不平等をえぐる問題作、登場!
  • 先生の白い嘘(2)

    690pt/759円(税込)

    「知らないの? 女が正しく生きられないのが誰のせいか」美鈴(みすず)が思わずぶつけてしまった本音に、新妻(にいづま)は強く強く反応する。婚約者の美奈子(みなこ)を気遣うふりをしながら、SEXをしようとしない早藤(はやふじ)は、美鈴をレイプし続け、美鈴もそれに抗えない。心と体が、女であり男であるという役割が、軋み、悲鳴をあげる――。
  • 先生の白い嘘(3)

    690pt/759円(税込)

    学校一の美女にして優等生、ミサカナもまた心に闇を抱えていた。ミサカナにコントロールされるままに、新妻(にいづま)は担任の美鈴(みすず)に無邪気に接近し、ついには自宅に――。女と男の間で欲望が軋み、誰もが傷ついていく。
  • 先生の白い嘘(4)

    690pt/759円(税込)

    「先生、好きです」新妻(にいづま)の真摯(しんし)な告白を受けた美鈴(みすず)は、得たいの知れない昂揚(こうよう)に駆られ、早藤(はやふじ)に会いにいく。目の前に現れた美鈴に違和感を覚える早藤。そこにいるのは、ずっと従順だった美鈴とは別人のような“女”。そして告白をきっかけに、美鈴と新妻の関係にも大きな変化が……。物語が風雲急を告げる第4巻!
  • 先生の白い嘘(5)

    690pt/759円(税込)

    ついに美鈴(みすず)とキスをしてしまった新妻(にいづま)だが、自身の海綿体に異変が起こらないことに困惑。クラスメイトの和田島(わだじま)に相談を持ちかけたところ、和田島のセフレ・友紀を紹介される。一方、婚約者・美奈子(みなこ)の妊娠によって気持ちが不安定になった早藤(はやふじ)は、浮気相手の玲菜(れいな)に、思わず心情を吐露してしまうのだった。その告白を聞いた玲菜が、思いがけない行動に出る!
  • 先生の白い嘘(6)

    690pt/759円(税込)

    “お宝写真”をネタに、美鈴を脅し続けていた早藤。美鈴と新妻の親しげな様子を目撃し、ドス黒い考えを思いつく。脅しをやめる条件として、美鈴に突きつけられたのは究極の選択だった! 意を決して早藤と対峙する美鈴、その先で彼女を待つ仕打ちとは? 電子版では雑誌掲載時のカラー(冒頭4ページ)もそのまま収録!
  • 先生の白い嘘(7)

    690pt/759円(税込)

    かつて、“親友”美奈子の婚約者である早藤にレイプされた過去を持つ美鈴。その後も脅迫を続けてきた早藤との関係を清算すべく、ホテルの一室で対峙したものの、激昂した早藤に殴打され大怪我を負ってしまう。愛する美鈴を守れなかった自身の無力を嘆く新妻。その隙をつくように、新妻との距離を縮める三郷佳奈。それぞれの“思い”が交錯する「性」と「愛」の物語は“佳境”を迎える――。
  • 先生の白い嘘(8)

    690pt/759円(税込)

    連載開始から4年。誰もが目を背けてきた男女の間に横たわる「性の格差」を描いた衝撃作がついに完結! 自身がレイプし、その後も脅迫を続けた美鈴から“本音”を聞かされ、錯乱した早藤が進んだ破滅への道、「愛すると決めた」早藤の子を身ごもった美奈子の出産、互いに「性」という障壁を乗り越え、愛を育んだ美鈴と新妻に開かれた未来は……?

レビュー

先生の白い噓のレビュー

平均評価:3.8 326件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (3.0) 力作だけど向き不向きが
    のんさん 投稿日:2024/3/16
    【このレビューはネタバレを含みます】 ん〜。意欲作でセンシティブな社会的問題提起を漫画に落とし込んた怪作、名作の部類なんだろうけど、自分には終始「ん〜〜」となってしまい凄く冷静なまま読んでしまった。 一巻最後の先生が感情を爆発させるとこ。そこが肝でスタートなんだろうけど、そこにハマらなかったのが原因かな…。自分を犯した男や全ての男に対する性差や憎悪とかを抑えられなくなり、一男子高校生に向けて激昂するのが鼻白んでしまって。それはダメだよ。勝手に彼に背負わせないで。誰にも言えないことを一気に吐き出す相手が指導中の高校生男子って。もういっぱいいっぱいで自分より下の存在にしかぶつけられない状態だったのだろうけど。彼だって先生を信用して自分の悩みを話したのに。チャラい生徒とかにはからかわれるような存在として自分をおいてきたような事なかれ主義的な先生って、新妻くんみたいな子にはこんなに強くでるもんなんだよ。で、それを受けた彼との関係が深くになってくんだけど。大人と未成年、先生と生徒。物語の構造の大事な部分の使われ方がずっと納得できないままだったので、共感も薄く。それにしてもこんなに学校内って性的に乱れてるのかな。あけすけな行為と会話ばかりで。陰で友達のこと笑ってたり、性格悪くないかい。悪意の取り上げ方も大事な作品の要素なので計算されていて、絵も合わせてリアルを見せつける感じだけど。 結末はそうしたのか、と思いました。この時期の実写化は主題をどのように見せるのかな。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 性問題のリアルさに共感、心に刺さる作品
    aineさん 投稿日:2017/5/25
    一巻無料をキッカケに初めて読みましたが、気付いたらすぐに読み終わってしまい、続きが気になっては、もう終わった?とまた続きを読んで…。 時間の感覚がなくなるくらい気付けば世界観に入り込んで読んでいました。こういう感覚になれる、読ませる漫画を 読んだのは久々です。 読んでいて、楽しくなれる漫画では決してありませんが、なんだかとてもリアルで、楽しい漫画を描かれる方よりも、こういった漫画を描ける作家さんは本当に凄いな……と感嘆の息がもれます。 主人公は望まぬ形で友人の彼氏と性的関係を持ってしまい、今もなおその男に苦しめられていて、心と体のバランスが崩れたまま生きていて、自分は幸せになんてなれない、普通じゃない女になってしまったと思っている女教師です。 そんな中で出会うのが、生徒達の間で人妻と不倫をしていると噂されていた男子高校生。 担任教師ということから、彼の話を聞くことになった主人公だったけれど、そこで彼の口からは望まぬ形で人妻と関係を持ってしまったという告白が。 女だから、男に無理矢理されてしまったと思っていたけれど、男なのに、女に無理矢理されてしまった? どこからが被害者なのか。一体誰のせいなのか。どこで何を間違ってしまったのか。 その男子生徒との会話をキッカケに、少しずつ主人公の気持ちが動いていきます。 また、その周りの沢山の人々の視点が事細かに描写されていて、しかも納得のできるものなので、この人はこういう人なんだな、とか垣間見える度に目が離せない作品となっています。 主人公のような目に遭った事のない人にとっては、フィクションのように感じてしまう作品かもしれませんが、本当に、どうして?と思う間に辛い出来事が終わっている事があります。 そして、どこで何を間違ってしまったのか、なぜあんな事が起こってしまったのかと、自分を責めてしまいます。 人は怖い時、動けなくなってしまったり、流されてしまったり。 今もなお、どうして良いか分からない変えられない過去への後悔やストレスと向き合わなければなりません。 そんな、主人公や周りの人達の心情、生き様が本当に見事にリアルに描かれていると思います。 男と女の性の問題や、性差別についてなど考えさせられる作品です。けれど重すぎず、感情移入しやすいキャラクター達で非常に読みやすいバランスの良い作品です。本当に、凄いの一言です。 もっとみる▼
  • (5.0) 世界の人々に読んで欲しい
    力うどんさん 投稿日:2024/2/21
    【このレビューはネタバレを含みます】 萩尾望都先生が褒めてたので読んでみました。 最初はただただ暗く自己肯定感低い女の人達に息苦しくなりましたが、どんどんすごい読み応えになってきた。全然普通で平和な人が出てこない…。早藤はもちろんあやかの不倫相手とか体育教師なんてチョイ役な奴までゲスな男ばっかり。息するようにパワハラモラハラ当たり前。新妻くんが最後まで先生に寄り添ってくれて、先生も応えることができてて嬉しかった。 今よく起きてる性関係の事件も、この作品を読んで余計に身につまされました。布を縫い合わせてる糸がちぎれる、頭と体が引き裂かれる表現は秀逸。それでいて自分にも非があると思わされるんだからほんとに非道だよね…昔の事件についてなんで今更告発するのか?とかいう奴いるけどこれ読んでも言えるかね? 先生の最後の警察での告白や、新しい職場での言葉もすごく刺さる。 私はそこまで男女差間で痛い目を見たことはないんだけど、それでも性差でのモヤモヤは人並みに抱いていて、ここに出てくる女の人達の執着心や閉塞感も共感できた。普段口にしないモヤモヤが言語化されているので、あーそれそれ、そういうことなんだよねと。男女問わず、世界の人々に読んで欲しい。皆がこの作品の苦しさを理解できたら、今より少しましな世界になるんじゃないかと思う。 あとずーっとイライラさせられてたみなこが最後強くなって、ちょっとだけスカッとした。みなこもれいなも、こーいう子いるよねーってだけでなく、各自の性差へのモヤモヤが長じてこうなったんだな、という理解が大事だと思う。まあ看護師さんって言わないのも性差に抗う世の動きに無頓着だったり、本人たちに全く責任がないとは言えず(要するにアホな女に映る、少なくとも私には)、友達にはならんと思うけど… 続きを読む▼
  • (5.0) トラウマ体験
    りーんさん 投稿日:2023/9/10
    無料に釣られて他の漫画アプリで試しに読んでいたらいつの間にか惹き込まれて単行本全巻買って読んでしまっていました。この漫画のあらすじや見出しを知らないまま読んだら、単に女であることの生きづらさを描いた作品だとは感じませんでした。登場人物がみん なトラウマ的な体験をしていて、そこから考え方や異性の見方が捻じ曲がったり拗れたりさらに傷つけあったりしながら最後にはその傷を癒せるような光を見つけていく話のように思いました。大なり小なり、異性を信じられなくなったりする経験は誰しもあって、そこから普通に恋愛ができるようになるまでの心の流れとか覚悟とかの一つの形が印象的に描かれているなあと思いました。男である女であるということ以上に人はそれぞれ違うから、その違いとか弱さも許し合えれば愛し合うって難しいことじゃないけど、やっぱそれが難しい。笑 早藤の最後についてだけは、こういう人ってこうなるかなー?と懐疑的にもなりつつ。きっと開き直った方が人は楽だと思うので。大抵は自分が犯した罪を、自分の弱さを認められる強さを持ち合わせていないのでは。と思いました。 もっとみる▼
  • (5.0) 名作!怪作!!読まれるべき漫画。
    カズさん 投稿日:2017/10/24
    【このレビューはネタバレを含みます】 無料版から一気に最終巻まで読みました。 性暴力について男女の関係について普遍的な問題のど真ん中を突いた素晴らしい作品でした。古来から女性が受けてきた、肉体的優位に立つ男性からの支配に対する恐怖、怒り、震え。支配と愛との混同、愛と快楽の混同、愛とエゴの混同。本来の愛とは何かということ。しっかり描かれていたと思います。 この漫画を不快に感じるという人は、主人公やミサカナちゃんの境遇に共感せずにすむような人生をおくれているということ。その幸運を噛み締めて欲しいと思います。 日常、身近にも表面化しないだけでこういいう女性は多くいるものです。 今時は、早藤のように女性をひどく扱う犯罪のニュースも多く聞きます。こういう漫画が青年誌で掲載されたことも素晴らしいことですね。 ただ、早藤は自分が何かおかしいことを感じたけれど、そもそもこういう人ってこんなふうに自分を見つめる機能ないんじゃないか?って気がして、ちょっと疑問に思っちゃいました。性善説すぎるというか、ややきれいにまとまりすぎたかも。そのへんが作者の品のよさかもですね。 続きを読む▼
  • (5.0) 深くて重くて辛くて、でも読ませる作品!
    沈丁花さん 投稿日:2023/4/3
    【このレビューはネタバレを含みます】 衝撃的な物語の導入。男女平等を謳われる昨今ですが、コレばかりは絶対的な腕力の差、一瞬のうちに奪われていく身体と心。何故抗わないのかと、主人公「美鈴」に歯痒さを感じながらも、洗脳のような体の支配では、自己を肯定することなどできなくなってしまうのかもしれません。 それに対比するように、バイト先のオーナーの奥さんに関係を強要された「新妻くん」も又 心を病んでいた。 担任と生徒としてその事実に触れた時、風や空や空気や、季節の移り変わりでさえ何も感じなかった美鈴の気持ちが動いた。ココの描写、大事な展開でした。結末も、大騒動を描くのではなく、その後・・で、イイ締め方だったと思います。 独特な画風と解釈の作家さま。 2巻終わりに『萩尾望都先生』の2ページにも及ぶ推しのメッセージがあります。何か、視点とか、物事の捉え方などに呼び合うものがあるのかもしれませんね。次作『サターンリターン』も読んでみたくなりました。 続きを読む▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

静かに、深く、抉る。
制作:八福神(シーモアスタッフ)
「このマンガがすごい! オンナ編」2014に第9位を獲得し、現在もモーニング・ツーで人気連載中の鳥飼茜 が描く、"男と女の間にある確かな不平等"を静かに抉り出す注目作!24歳の高校教師、美鈴は生徒を教師の目線で観察する平穏な日々を送っていましたが、友人・美奈子の婚約者、早藤の登場により、心をかき乱されていきます。私が女のせいで、女が女というせいで起こる理不尽。誰もが当たり前に享受していた、無意識な男女の役割分担・損得・不平等。淡々としたタッチで鮮やかに描き出される女の心の叫び。とても考えさせられる作品です。著者の代表作にはこの他、「おはようおかえり」「おんなのいえ」があります!こちらも要チェックです!

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