「堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』原画展」が、明日6月21日から8月31日まで東京・CREATIVE MUSEUM TOKYOで開催される。開幕に先立ち、プレス向けの内覧会が本日6月20日に行われた。

堀越耕平の“ラクガキ”も？「『僕のヒーローアカデミア』原画展」概要

「僕のヒーローアカデミア」の原作完結を記念し、10年間の歩みを振り返るこの原画展。展示枚数は564点におよび、堀越耕平による原稿や迫力ある空間演出を通して、デクたちが紡いできた「みんなが最高のヒーローになった物語」の軌跡を追体験できる。なお会場の壁のいたるところにある、堀越が事前に会場を訪れた際に残した“ラクガキ”も見どころの1つだ。

展示ゾーンは5つ。「等身大“黒デク”フィギュア」も

原画展は「僕のヒーローアカデミア」の物語を順に追った5つの展示ゾーンと、「Prologue area」「Shop area」から構成。来場者を出迎える「Prologue area」には「ヒロアカ」の単行本用カバーイラスト41点が一堂に会しており、作中で起きた数々の出来事をまとめたオリジナルタブロイドも額装されている。「Zone1―『架空（ゆめ）』は『現実』に。」では、デクとオールマイトの出会いに始まり、デクの雄英入学後から「全面戦争」までの、数々の事件や学校行事を原稿を通して振り返り。各エピソードを執筆していた当時の心境などを語った堀越の特別解説も一部添えられている。

「Zone2―『ヒーロー飽和社会』の終焉。」で展示されるのは「第二次決戦」直前までの原稿。「僕のヒーローアカデミア」は連載の途中からデジタル入稿に変更されており、デジタル作画による完成原稿だけでなく創作の過程で生まれた直筆の資料も多数公開された。堀越が原画展のために描き下ろしたスケッチをもとに製作された1/1スケールの「等身大“黒デク”フィギュア」も注目のポイントだ。

最終巻に収録された「No.431 More」の線画を公開

続く「Zone3―ヒーローと敵〈ヴィラン〉、最後の戦い。」では、第二次決戦の戦禍の様子をパノラマ空間でダイナミックに表現。埋もれた瓦礫を彷彿とさせる装飾が施されており、ヒーローと敵〈ヴィラン〉の死闘の様子を迫力の展示構成で体感できる。「Zone4―繋ぎ、紡がれる想い。」には死柄木、そしてAFOとの死闘の模様を描いた原稿が並ぶ。さらに堀越による原画展のキービジュアル「ヒーローVS敵〈ヴィラン〉」を元に制作された特大パノラマフォトスポットも設けられている。

最後のゾーンとなる「Zone5―少年少女たちが取り戻した”日常”の記録。」では、単行本最終42巻に収録された描き下ろしエピソード「No.431 More」の線画を公開。さらに原画展のキービジュアルや描き下ろし「Special illustrations “Snapshot”」の展示も。「Special illustrations “Snapshot”」は「物語の完結後も続くキャラクターたちの日常を、デクが撮影した」という着想のもとに企画、構成された描き下ろしイラストだ。その内容は会場で確認しよう。

物販コーナーやカフェも

すべてのゾーンを抜けた先の「Shop area」では100点以上のオリジナルグッズや公式図録を販売。1/7スケールの「“黒デク”フィギュア」の受注販売も行われている。

また会場隣接のCREATIVE MUSEUM TOKYO CAFEで「堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』原画展」テーマカフェを開催。7キャラクターをイメージしたフードと、10キャラクターがモチーフのドリンクが提供される。フードを注文した人にはペーパーランチョンマット、ドリンクを注文した人には紙コースターをプレゼント。プレゼントされるランチョンマット、コースターには、それぞれ注文したメニューのモチーフになったキャラのイラストが使用されている。

なお前期日程にあたる6月21日から7月31日までのチケットはすでに完売。現在8月1日から8月31日までの後期日程の抽選販売を6月22日までイープラスで受け付けており、チケットに余りが出た場合に7月5日より先着順の一般販売が行われる。

「堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』 原画展」

期間：2025年6月21日（土）～8月31日（日）※会期中無休
時間：10:00～20:00 ※19:30最終入場
会場：東京都 CREATIVE MUSEUM TOKYO
料金：一般2200円、高校生1400円、小中学生900円、グッズ付チケット3900円