TVアニメ「サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと」の先行上映会とトークイベントが、去る6月21日に東京のユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、モニカ・エヴァレット役の会沢紗弥、フェリクス・アーク・リディル役の坂田将吾、イザベル・ノートン役の種崎敦美、ルイス・ミラー役の諏訪部順一が登壇した。
会沢紗弥もスクリーンの大きさに驚く、迫力の劇場上映
1話・2話先行上映後に開催されたトークイベント。上映を終え、大きな拍手が響く劇場にキャスト陣が入場すると、さらに大きな拍手が贈られる。会沢が「ずっと、ずっと早くお届けしたいという気持ちで演じさせていただいていた」と思いを伝えた後、振り返って「スクリーンってデカすぎないですか」と溢すと、会場は笑いに包まれた。さらに会沢は今回のイベントの応募人数が定員の倍以上あったことを明かし、当選した来場者を「奇跡の皆さん」と称える。
モニカにフェリクスの護衛を命じたルイスの印象を尋ねられた会沢は、「恐ろしい同期」と表現。「すごく物腰も柔らかいし、言葉遣いも丁寧だし、声もカッコいいし。なのになんであんなに怖いんでしょう」と諏訪部に視線を送ると、諏訪部は「“へき”じゃないですかね。ええ。Sだからじゃないですか?」とニヤリと笑う。そしてそんなルイスの演技を「本当に楽しくやっていますよ」と話した。種崎が演じるイザベルは、モニカの潜入に協力するため悪役令嬢を演じるという役どころ。種崎は「(イザベルが悪役令嬢の演技を)モニカのためにいっぱい練習したんだろうなって思うとたまらないなって。すごく芯の通っているお嬢さんなのに、健気でかわいい。大好きなんですよ」と愛情を爆発させた。
続いて魔術を用いた戦闘シーンについて話題が移る。会沢は「1つひとつの魔術が、光や音楽、どこをとっても美しく繊細で」と、魔術の映像表現を絶賛。諏訪部が「スクリーンのサイズで観るに値する感じでした?」と観客に尋ねると、大きな拍手が返される。その反応を受けた諏訪部は、「こんなスクリーンは家にないんでね。皆さんがうらやましいです」と冗談めかしつつ観客をうらやんだ。さらに諏訪部は、第1話の冒頭に出てくる魔術師たちの詠唱について言及。「オリジナルの言葉だけど、発音をイギリス英語っぽくしたと聞いた」と明かす。詠唱の発音のためにイギリス英語の発音指導者が来たそうで、詠唱のセリフを担ったキャストは苦労していたと裏話を披露した。
夜中に高笑いを練習していた諏訪部順一
坂田が持つフェリクスへの印象は、「綱渡りしている感じ」なのだとか。「フェリクスはこの道から逸れちゃいけないなって思いながら演じておりました」とキャラクターへの思いを述べる。さらに「本当に王子たる振る舞いをずっとしていて、品性を守らなきゃって気持ちで演じていました」と演技のポイントを伝えた。またモニカの想像上のルイスが、高笑いを上げて悪役のように描写されるシーンについて話が及ぶと、諏訪部は高笑いも練習するのだと言う。そして「その昔、夜中に練習をしていて近所に怒られたことがあります」と振り返り、「ハッハッハッハ!!」と大音量で当時の高笑いを再現してみせ、会場に笑いの渦を巻き起こした。
第2話でのラナ・コレットとモニカの交流シーンへの感想を求められた会沢。ゆっくりと一言、「あったかい……」と回答する会沢を見ていた諏訪部は、「ご覧の通り、本当にキャラに合ってるんですよ」と、モニカと会沢の空気感が似ていることを伝えた。ここで記念撮影の時間が設けられ、キャスト陣は「ウィッチー」のかけ声で撮影に応じる。何度も繰り返されるかけ声に自然と観客も加わり、最後は全員が一体となって「ウィッチー」と声を合わせた。
イベントも終わりに近づくと、諏訪部が第3話以降のエピソードのクオリティを保証し、坂田は物語の推理もののような面白さをアピールする。一方種崎は、アニメを「この作品自体がモニカの好きな数学みたい」と表現。そして一生懸命にキャラクターたちの魅力を伝えつつ「この先も、モニカの成長を一緒に見守ってほしいなって。ケルベック伯爵家からのお願いです」と言葉を紡いだ。会沢も「キャラクター1人、どこをとっても愛せる作品になっているなと実感しております。本当に、本当にいいんです」と絞り出すように話す。最後に「本当にいい作品に巡り会えて、とても幸せに思っております」と笑顔を見せ、イベントを締めくくった。
TVアニメ「サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと」
放送情報
TOKYO MX:2025年7月4日(金)より毎週金曜日24:00~
とちぎテレビ:2025年7月4日(金)より毎週金曜日24:00~
群馬テレビ:2025年7月4日(金)より毎週金曜日24:00~
BS11:2025年7月4日(金)より毎週金曜日24:00~
読売テレビ:2025年7月7日(月)より毎週月曜日25:59~
テレビ愛知:2025年7月7日(月)より毎週月曜日26:05~
スタッフ
原作:依空まつり(カドカワBOOKS刊)
原作イラスト:藤実なんな
総監督・構成・脚本:金崎貴臣
監督:いわもとやすお
キャラクターデザイン:二反田こな
モンスター・プロップデザイン:岩永悦宜
美術監督:丸山由紀子、山梨絵里
色彩設計:吉田沙織
3DCG監督:今垣佳奈
撮影監督:衛藤直毅
編集:木村佳史子
音響監督:金崎貴臣
音楽:Cygames、田山里奈
アニメーション制作:Studio五組
製作:セレンディア学園広報部
キャスト
モニカ・エヴァレット:会沢紗弥
ネロ:生天目仁美
フェリクス・アーク・リディル:坂田将吾
シリル・アシュリー:中島ヨシキ
エリオット・ハワード:木村良平
ニール・クレイ・メイウッド:榊原優希
ブリジット・グレイアム:日笠陽子
ラナ・コレット:中村カンナ
イザベル・ノートン:種崎敦美
ルイス・ミラー:諏訪部順一
リン:M・A・O
ケイシー・グローヴ:直田姫奈
???:土岐隼一
※金崎貴臣、種崎敦美の崎は立つ崎が正式表記。
(c)2024 依空まつり・藤実なんな/KADOKAWA/セレンディア学園広報部
(コミックナタリー)