臼井儀人原作による「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」の劇中音楽を手がけた作曲家・中村博、振付を担当した振付師・Yuiからのコメントと、新規場面カット2点が到着した。
シリーズ32作目として、8月8日に全国公開される「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」。インドを舞台に、しんのすけたちカスカベ防衛隊が邪悪な力に導かれたボーちゃんを止めようと奮闘するさまが描かれる。同作ではしんのすけたちをはじめ、個性豊かな登場キャラクターたちが、劇中で披露する歌唱シーンやダンスシーンも見どころとなる。
中村は同作の楽曲について、「今までのしんちゃん作品ではやったことのない、本格派の“歌もの”を意識しました」と語る。また優しいメロディよりも、聴いたときのキャッチーさと歌ったときのテクニカルな魅力を両立させ、ロックやJ-POPに加え、K-POPの要素まで取り入れた楽曲制作に挑戦したという中村。山寺宏一演じるカビールと速水奨演じるディルが歌う「インドパワー120%」では、レコーディング中にも臨機応変に歌割りを調整するなど、試行錯誤を重ねたと言い、「監督とともに、納得のいく“120%のインドハードロック”に仕上がりました!」と自信を覗かせる。さらに「RRR」や「ムトゥ 踊るマハラジャ」「アラジン」といった作品や、レディー・ガガ、ブルーノ・マーズらの音楽からも着想を得たことを明かし、「さまざまな要素のスパイスを取り入れて、自分流のカレーを作ってみました!」と述べた。
Yuiは「クレヨンしんちゃん」の映画作品で振付を任されたことについて、「本当に光栄です。その一方で、誰もが知っている国民的アニメの振付けを担当となると感動とプレッシャーを感じました」と振り返る。キャラクターの個性やシーンに合わせて複数の振付パターンを用意し、橋本昌和監督と何度も打ち合わせを重ねたというYui。なかでも「インドパワー120%」では、フルサイズの振付が完成した後に橋本監督と直接話し合いをし、もう一度、すべて作り直すという困難もあったことを明かし、「監督との話し合いのおかげで、よりよい振り付けが完成しました」と満足げに語る。Yuiが振付の参考にしたのは、日本でボリウッド映画の火付け役ともなったインド映画「ムトゥ 踊るマハラジャ」や、YouTubeでのインド系ダンス映像。自身もかつてインドダンスを学んだ経験を活かし、「自分の感性と、“インドらしさ”の動きを照らし合わせながら、さまざまなアプローチで振り付けに挑みました」と話した。
併せて楽曲配信情報を公開。デュエットソング「インドパワー120%」と、賀来賢人演じるインドの大富豪・ウルフが歌う「ザ・ウルフ」が、本日7月25日に各種ストリーミングサービスで配信開始となった。
作曲家・中村博コメント
たくさんのスパイスが加わっている作品になったと感じています。
でも、やさしい日本のカレー味も感じられる作品になったとも思います。
「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」見た後の夕飯はカレーで決まりですね!
映像も音楽も一度見ただけでは気がつかないエッセンスをいっぱい散りばめているので
是非とも、繰り返し映画をご覧になって頂き、楽しんでくれたら嬉しいです!
振付師・Yuiコメント
今回、振付で何曲かを担当させて頂きました。
沢山のインドダンスが劇中で出てきます。ダイナミックでエキサイティングな作品になっているのと沢山の個性的なキャラクター達が繰り広げるストーリー展開は本当に見応え抜群です。是非、映画館で観て下さい♪
「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」
2025年8月8日(金)公開
スタッフ
原作:臼井儀人(らくだ社)/まんがクレヨンしんちゃん.com(双葉社)連載中/テレビ朝日系列で放送中
監督:橋本昌和
脚本:うえのきみこ
製作:シンエイ動画、テレビ朝日、ADKエモーションズ、双葉社
配給:東宝
(c)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025
(コミックナタリー)