大島弓子原作映画の特集上映「元町映画館15周年記念 大島弓子に逢いたくて」が、8月16日より兵庫・元町映画館で開催される。
この特集上映は、8月21日に15周年を迎える元町映画館の周年企画。上映作品には、映像化された大島作品の中で唯一のアニメ「綿の国星」と、大島のファンである犬童一心の監督作「金髪の草原」「グーグーだって猫である」が選ばれた。
また関連イベントとして、元町映画館からほど近い書店・1003では選書企画を実施。大島のマンガや関連書籍を、店主の奥村千織氏がセレクトしたコーナーが設けられる。さらに8月16日17時10分からの「金髪の草原」の上映後には、映画館の2階でマンガ研究を専門とする増田のぞみ氏のトークイベントを開催。萩尾望都、山岸凉子、竹宮惠子らとともに“花の24年組”と称される大島のマンガ史における存在感、次世代に与えた影響、その魅力が語られる。
増田のぞみ(甲南女子大学文学部メディア表現学科教授)コメント
大島弓子作品に映画館で出会える...!
生と死が交錯するお盆の時期、8月、夏休み...。大島弓子との出会いに、これほどふさわしい季節はありません...! 再会する方も初めて出会う方も、元町映画館のスクリーンで日常の中にひそむ不思議を見つけてみませんか。世界の見え方が変わるかもしれません。
林未来(元町映画館スタッフ 15周年企画「大島弓子に逢いたくて」担当)コメント
大島作品は少女漫画には珍しく、ファンが一世代に集中しておらず幅広い。身近なできごとだけではなく自分自身の中に広がる世界を描くので、消費されることなく愛され続けているのかもしれません。男性ファンも多いし、新しい世代にも発見してもらえる機会にしたいです。「今こそ大島弓子が必要だ!」
「元町映画館15周年記念 大島弓子に逢いたくて」
期間:2025年8月16日(土)~22日(金)
会場:兵庫県 元町映画館
料金:一般1800円、シニア・各種サービスデー1300円、学生・障害者1000円、サポーターズクラブ1200円、3回券3300円(上映期間中販売)
(コミックナタリー)