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春瀬なつみ&大塚剛央が「メダリスト展」の感想語る 「笑顔が誰よりも天才!」を披露

2025/8/13 17:15

つるまいかだ「メダリスト」の展覧会「メダリスト展」が、本日8月13日に東京・松屋銀座で開幕。開場前には報道内覧会とゲスト会見が行われ、アニメで結束いのり役を演じる春瀬なつみ、明浦路司役を演じる大塚剛央が登壇した。

映像や説明とともに、フィギュアスケートを学べる

エントランスを抜けると、正面にいのりと司のパネル、向かって左にカラーイラストを飾った「アートギャラリー」がお目見え。右に続く「キャラクター紹介」エリアには、展覧会のキービジュアルに描かれたいのりらのパネルが飾られている。その奥には、アニメのスケートシーンとともにジャンプ、ステップ、スピンといったフィギュアの技術を紹介する「フィギュア技術」エリア、種目やプログラム、採点、バッジテストとは何かについて説明する「基礎知識」エリアなどがあり、フィギュアスケートについて学ぶことができる。またいのりが2回転アクセルを飛ぶシーンを壁面に再現したエリア、メイキング映像で3DCGの制作工程を追う「3DCGメイキング」エリアも用意された。

司のパーカーの紐を引っ張ると、録り下ろしボイスが聴ける

続くエリアでは、印象的なシーンのパネルと原作のデジタル原画、つるまによるインタビューを通して、これまでの「メダリスト」の物語を振り返ることができる。また監督の山本靖貴、キャラクターデザイン・総作画監督の亀山千夏、第1期の美術監督・中尾陽子のコメントと、ストーリーボード、キャラクターデザイン、アートボードを展示した「命を吹き込むアニメーション」のエリア、そして音楽担当の林ゆうきのインタビューを展示した「音楽で感じるメダリスト」のエリアが広がる。さらに壁に設置された司のパーカーの紐を引っ張ると、ランダムで司の録り下ろしボイスが聴ける一角も設けられた。

4時間かけてつるまが描き上げた「Light in the Dark」

いのり、司、光の作中の衣裳を再現し、展示している「衣装再現」エリアを挟むと、「つるまいかだ」エリアが現れる。同エリアには、展覧会のためにつるまが制作したいのりの“立体作品”「Frozen Heart」や、「メダリスト」の原型となる「ジャンプが跳べない」のネームの一部、4時間かけてつるまが描き上げた作品「Light in the Dark」などが並び、つるまが木炭で「Light in the Dark」のデッサンを描く様子を記録したライブドローイング映像も楽しめる。このほか来場者の動きに反応し、床に足跡の軌跡がリアルタイムで浮かび上がる「インタラクション『氷上の軌跡』」や、いのりのプログラム映像を見ながら「GOE+5」ボタンを押して応援できる体験型展示「プログラム観戦『The Flower Fairy』(映画『カノンとベルの国』より」)」が用意されている。

展覧会を見終えて

ひと足先に会場内を巡った春瀬と大塚。展覧会の率直な感想を問われると、春瀬は「『メダリスト』の世界が十分に楽しめるテーマパークのような楽しさがありました。つるま先生の絵や、アニメーションの絵を十分に堪能できて、ちょっと心が締めつけられたり、見惚れてしまったりするような瞬間もある。その両方が詰め込まれたステキな展覧会でした」と笑顔で語る。大塚は「『メダリスト』という作品はもちろん、フィギュアスケートについてもすごく丁寧に解説していたりして。作品への解像度がぐっと上がる、原作とアニメが融合した贅沢な展覧会だなと感じました」と述べた。

注目してほしいポイントは

展覧会で注目してほしいポイントを聞かれると、春瀬と大塚は「見どころしかない」「全部って言いたい」と口々にコメント。迷った様子を見せつつも春瀬は、「展覧会のために先生が描き下ろされたいのりのイラスト(「Frozen Heart」)があるんですが、目が立体的になっていて、どこにいてもいのりと目が合うんです。混んでいたとしても、いのりと1対1で目を合わせてお話ししているような、いのりの演技を間近で見せてもらっているような気持ちになれると思いますので、ぜひじっくり見てほしいですね」と語りかける。大塚はスタッフとつるまのコメントを挙げ、「原作、アニメともに、どういうふうに『メダリスト』が作られていったのか。その道筋と愛、思いがすごく詰まったコメントは、ぜひ展示と一緒に見ていただけると」とアピールした。

皆さんにもしっかり握ってほしい

「つるまいかだ」のコーナーでは、原作1話を読んだときの感覚が呼び起され、思わず涙してしまう瞬間もあったという春瀬。それを聞いた大塚は、作品同様ほっとできるスポットがあると言って、司のパーカーのコーナーに触れ、「原作の中でもいのりちゃんが握っていたように、皆さんにもしっかり握ってほしいですね。このためにボイスを録り下ろしましたので」と続ける。実際に紐を引っ張ったという春瀬が、「司先生の声が何種類かあるんですけれども、ランダムなのでどれが聞こえてくるのかなと思いながら、目をつぶって、『今から演技するぞ』という気持ちで握らせていただきました」と伝えた。

「笑顔が誰よりも天才!」を力いっぱい披露

物販コーナーでは、オリジナルグッズを多数用意。数あるグッズの中から、イチ押しのグッズを聞かれた大塚は、司が褒めているシーンを集めた日めくりカレンダー「ほめくりカレンダー」をチョイスする。さらにオススメの1ページはどれかと問われると大塚は、やっぱりこれだと、「笑顔が誰よりも天才!」といのりを褒めるシーンをセレクト。実際に感情を乗せてそのセリフを言ってもらえないかというリクエストが入ると、大塚は「笑顔が誰よりも天才!」と力いっぱい披露し、場を沸かせた。また春瀬はいのりのTシャツを再現した「みみずTシャツ」と迷ったことを告げながら、エビフライをモチーフにしたフィギュアスケートの靴用のエッジカバーを選定。春瀬は、「スケート選手って、エッジカバーで個性が出るんですよね。『メダリスト』を観てくれている子供たちや選手が、普段使ってくれたらうれしいですし、『メダリスト』をきっかけにスケートを始めた方が、このエッジカバーを使ってスケートへの愛を高めるきっかけになったら、とってもとってもうれしいなと思って選びました」と、選んだ理由を明かした。

15年ぐらいスケートファンをやってきてよかった

2026年1月よりテレビ朝日系の「NUMAnimation」枠で、アニメの第2期が放送される「メダリスト」。役作りで工夫したことや、アニメのアフレコで印象に残っているエピソードを尋ねられると、春瀬は「いのりを演じるにあたって、実際にフィギュアスケートを習い始めたんです。滑るのって本当に難しいんだなと思うのと同時に、『今、体のどこに体重がかかっているんだろう』という意識が、そのままお芝居にも役立っていると感じました。何よりスピードを出して滑っているときの気持ちいい感覚とか、リンクにいるときの匂い、冷たさって、スケートにしかない魅力だなって。その感覚を常に感じながら演じることができているので、すごく特別な体験だなと日々思いながら、大切に演じています」と答える。大塚は「スケートリンクの取材だったり、スケートシーンのモーションを担当されている鈴木明子さんに実際に教えていただきながら滑ったり。そういう貴重な体験が、役作りにあたってすごく参考になりました。司を演じるにあたっては、彼は本当にエネルギー溢れる人なのでね。いかに瞬間的に感情を持っていくかみたいなところは気をつけていました。あとスケートでわからないことがあると、春瀬さんに聞いて。すごく詳しく解説してくれるので、めちゃくちゃ助かっていました」と振り返る。それを聞いた春瀬は、「私はスケートのオタクなので。15年ぐらいスケートファンをやってきてよかったなと思いました」と言って、微笑んだ。

「メダリスト展」は9月2日まで開催中。東京会場で開催された後、全国巡回も予定している。

「メダリスト展」

期間:2025年8月13日(水)~9月2日(火)
時間:11:00~20:00
会場:東京都 松屋銀座 8 階イベントスクエア
※8月17日(日)、24日(日)、31日(日)は19:30閉場。
※最終日は17時閉場。
※最終入場は閉場30分前まで。

(c)つるまいかだ/講談社 (c)つるまいかだ・講談社/メダリスト製作委員会

(コミックナタリー)
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