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青山剛昌による「YAIBA」の絵馬を浅草寺で公開、約100年ぶり大絵馬奉納で歴史に名を刻む

2025/8/18 18:45

青山剛昌原作によるTVアニメ「真・侍伝 YAIBA」の絵馬奉納セレモニーが、本日8月18日の“YAIBAの日”に東京・浅草寺で開催され、青山、お笑いコンビ・ジェラードンのアタック西本とかみちぃ、浅草寺代表役員執事長の守山雄順氏が登壇した。

読売テレビ・日本テレビ系全国ネットにて、毎週土曜日17時30分から放送中のTVアニメ「真・侍伝 YAIBA」。絵馬には同作に登場する鉄刃、峰さやか、宮本武蔵、カゲトラ、庄之介、ゲロ田ゲロ左衛門、佐々木小次郎、大和撫子、柳生十兵衛三厳が青山によって描き下ろされた。イベントのMCを務めた西本とかみちぃに絵馬について聞かれた青山は、マジックペンと墨を使って「木目に被らないようにいいところを選びながら、刃から描いていきました。刃一行を描いたんですが、アニメに向けて撫子ちゃんも描いておきました」「3日くらいかかりましたね。大変でした」と振り返る。絵馬の縁には彫刻が施されていたため、彫刻に触れないよう「テーブルに乗せて中腰で描いたら、けっこう腰が痛くなりました」と苦笑しながら話した。

またアニメで注目してほしいポイントについて聞かれた青山は、監修の際にテンポをよくしたいと考えて「昭和のギャグとかは全部とっぱらった」「今の子は分からないだろうから」と説明。さらに、原作ではあまり出番のなかった撫子が出てくる機会が増えたことで「面白くなったかな」と話し、「(撫子の)セリフはすべて俺が監修しているので大丈夫です」と明かした。

大正時代以来約100年ぶりの大絵馬奉納を受けて守山氏は、「この度は役者がパッと飛び出してくるような素晴らしい絵馬をご奉納いただき、本当にありがとうございました」と笑顔。「先生の絵はこれから100年、200年経ったときに、令和の時代を象徴する、世相を表す絵となり、お寺の宝になると思います」と感慨深そうに話した。

浅草寺に奉納された大絵馬は、境内の伝法院庭園にあった樹齢200年の古木を、富山・南部白雲木彫刻工房が加工して制作した。明日8月19日から9月末まで、浅草寺・五重塔前にあるスペースで一般公開。その後は歌川国芳、長谷川雪旦、逸見(狩野)一信など歴史に名を残す絵師たちのほか、勝海舟、徳川秀忠、徳川家光といった歴史的人物たちによる作品と並んで、浅草寺の絵馬堂に保管される。

(c)⻘山剛昌/小学館/真・侍伝 YAIBA 製作委員会

(コミックナタリー)
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