大橋裕之原作による長編アニメーション映画「音楽」の「ブラッシュアップ版」が、9月19日より東京・新宿武蔵野館でリバイバル上映される。併せて監督の岩井澤健治が描き下ろした新ポスタービジュアルが公開となった。
9月19日より岩井澤監督の最新作「ひゃくえむ。」が劇場公開されることを記念して行われるこのリバイバル上映。「音楽 -ブラッシュアップ版-」は、劇場公開したバージョンから、岩井澤監督が半年間を費やし、200カット以上の画を描き直したものとなる。岩井澤監督からは、「今回の再上映に合わせて新たに上映素材を作り直したのですが、5年前の上映版からさらに半年かけてブラッシュアップしたものになっています。内容は変わっていないので、どこが変わったか分からないかもしれませんが、7年半+半年=制作期間8年かけた『音楽』を是非劇場で体感していただきたいです!」とコメントが寄せられた。
岩井澤監督のほぼ独力による7年以上の製作期間を経て、2020年1月に劇場公開された「音楽」。キャストに坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、竹中直人、岡村靖幸らが名を連ね、ドレスコーズの主題歌提供なども注目を集めた。日本での劇場公開に先がけ出品された、第43回オタワ国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門でグランプリを獲得し、続く「アヌシー国際アニメーション映画祭2020」の長編コントルシャン部門で最優秀オリジナル音楽賞を受賞。また“アニメ界のアカデミー賞”と名高い米アニー賞にノミネートされるなど、国内外の映画賞で立て続けに高い評価を得た。
岩井澤健治監督コメント
劇場アニメ2作目となる「ひゃくえむ。」の公開と2020年の上映から5周年という節目のタイミングで「音楽」を再上映していただけることになりました! 今回の再上映に合わせて新たに上映素材を作り直したのですが、5年前の上映版からさらに半年かけてブラッシュアップしたものになっています。内容は変わっていないので、どこが変わったか分からないかもしれませんが、7年半+半年=制作期間8年かけた「音楽」を是非劇場で体感していただきたいです!
(コミックナタリー)