劇場版「チェンソーマン レゼ篇」の原作者・藤本タツキと、同作の主題歌「IRIS OUT」、エンディングテーマ「JANE DOE」を担当した米津玄師との対談動画が公開された。
TVシリーズでのタッグから3年、この対談で初めて対面を果たした2人。TVシリーズ放送前から藤本作品の熱烈なファンだったという米津は、「自分も子供のころにマンガ家になりたかった人間なので、ほとんど歳も変わらない人が、これだけ衝撃的なものを描いているという事実に、ものすごく刺激を受けたというか。音楽と(マンガとで)ジャンルは違いますけど、負けてられないというか、自分もがんばらなきゃみたいな気持ちになったのをすごく覚えています」と語りかける。
一方、学生の頃から米津の楽曲の大ファンだという藤本も「米津さんの歌って聴いた人にとってわかりやすいというか、作品のガイドラインとなるような曲をたくさん作っていらっしゃると思っていて。もしかしたら『チェンソーマン』(のオープニングテーマ)にしたときに、『すごい説明的すぎになってしまうのかな……?』って思ったんですけど、米津さんは拾うのが上手なので、うまく拾う部分は拾って、いい意味でチャランポランな部分が『KICK BACK』にも入ってて。めっちゃいい曲になってるなって思いました」と、米津が手がけたTVシリーズのオープニングテーマ「KICK BACK」に対する思いを明かした。
対談後半では、劇場版の主題歌「IRIS OUT」と、 作詞作曲を米津、歌唱を宇多田ヒカルが務めるエンディングテーマ「JANE DOE」の制作秘話に触れる場面も。さらに藤本にとっての“レゼ”というキャラクターの存在についてや、子供のころに読んだマンガや本、映画の話や活動を始めたきっかけなど、同世代ならではの親近感と共通の感性を持つクリエイター同士の多岐にわたるトークが展開されている。
なお本日、米津のYouTubeチャンネルでは「JANE DOE」のミュージックビデオも公開された。駅のホームを舞台に、たまたま同じベンチに座った米津と宇多田の2人が、目に見えない大きな円のように、互いにほのかな重力を及ぼし合う物語が描かれる。
劇場版「チェンソーマン レゼ篇」は、公開初日の9月19日から9月22日までの4日間で観客動員数98.6万人、興行収入15.2億円を突破。週末観客動員ランキングで1位を獲得している。
劇場版「チェンソーマン レゼ篇」
公開中
スタッフ
原作:藤本タツキ(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監督:𠮷原達矢
脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:杉山和隆
副監督:中園真登
サブキャラクターデザイン:山﨑爽太/駿
メインアニメーター:庄一
アクションディレクター:重次創太
悪魔デザイン:松浦力/押山清高
衣装デザイン:山本彩
美術監督:竹田悠介
色彩設計:中野尚美
カラースクリプト:りく
3DCGディレクター:渡辺大貴/玉井真広
撮影監督:伊藤哲平
編集:吉武将人
音楽:牛尾憲輔
配給:東宝
制作:MAPPA
キャスト
デンジ:戸谷菊之介
ポチタ:井澤詩織
マキマ:楠木ともり
早川アキ:坂田将吾
パワー:ファイルーズあい
東山コベニ:高橋花林
ビーム:花江夏樹
暴力の魔人:内田夕夜
天使の悪魔:内田真礼
岸辺:津田健次郎
副隊長:高橋英則
野茂:赤羽根健治
謎の男:乃村健次
台風の悪魔:喜多村英梨
レゼ:上田麗奈
(c)2025 MAPPA/チェンソーマンプロジェクト (c)藤本タツキ/集英社
(コミックナタリー)