とよ田みのる原作によるTVアニメ「これ描いて死ね」のティザーPVが公開された。
ゲッサン(小学館)で連載されている「これ描いて死ね」は、マンガに魅せられた女子高生・安海相(やすみあい)が、仲間とともにマンガ研究会を結成し、自分の描きたいものを模索しながら奮闘する青春ストーリー。「マンガ大賞2023」の大賞、第70回小学館漫画賞を受賞している。
今回公開されたティザーPVには、伊豆王島の風景、主人公である相のバイブル「ロボ太とポコ太」など、マンガとの出会いから創作の道への第一歩を踏み出す相の姿が描かれた。タイトルコールは王島南高校漫画研究会のキャスト陣が担当している。
監督は「からかい上手の高木さん」「僕の心のヤバイやつ」の赤城博昭が手がける。赤城監督は「この作品をアニメーションとして描くことに光栄な気持ちでいっぱいです」「これからもずっと、世代、世代を超えて長く愛される作品になるよう、スタッフ一同よい映像作りに励んでまいります」とコメントを寄せた。アニメーション制作はシンエイ動画が担当。さらに主人公の相、相が通う高校の国語教師・手島零、相のイマジナリーフレンドであるポコ太の設定画も公開された。
TVアニメは2026年に日本テレビ系でオンエア。なお単行本の最新8巻は10月10日に発売される。
赤城博昭監督コメント
僕はここ何年か中学生の恋愛アニメに携わってきましたが、
今回「漫画愛」を描くことに、チャレンジングで、新鮮な気持ちを感じております。
数々の輝かしい賞に選ばれた「これ描いて死ね」。
この作品をアニメーションとして描くことに光栄な気持ちでいっぱいです。
この作品を読んでいると、
少年の頃から夢中にさせてくれた様々な漫画との出会いを思い出します。
いまでも漫画家になることを夢見ている僕にとって、
すごく共感でき、また勉強させていただいております。
とよ田先生に初めてお会いしたとき、
アニメになるうえで何かご希望はありますか?
とお尋ねしたところ、
「島の自然を綺麗に描いてほしい」
と、返答をいただき、
主人公たちが過ごす伊豆王島をどう美しく描くか課題を課されました。
モデルである伊豆大島へ取材に赴き、
島の暮らし、歴史、文化、自然に触れ、
町や港、山々などの風景は大変愛おしい存在になり、
画面作りに大いに役立てることができました。
「これ描いて死ね」がこれからもずっと、
世代、世代を超えて長く愛される作品になるよう、
スタッフ一同よい映像作りに励んでまいります。
どうぞアニメ「これ描いて死ね」お楽しみにしていてください。
よろしくお願い致します。
赤城博昭
TVアニメ「これ描いて死ね」
2026年に日本テレビ系で放送
スタッフ
原作:とよ田みのる「これ描いて死ね」(小学館「ゲッサン」連載中)
監督:赤城博昭
アニメーション制作:シンエイ動画
(c)とよ田みのる/小学館/王島南高校漫研
(コミックナタリー)