河森正治監督による劇場アニメ「迷宮のしおり」の追加キャスト、予告映像、本ビジュアル、さらに主題歌も発表された。
「迷宮のしおり」は「マクロス」シリーズなどで知られる河森が監督を務める初のオリジナル劇場長編アニメーション。普通の女子高生・前澤栞が、スマホの世界に閉じ込められてしまう異世界青春ファンタジーだ。追加キャストとして出演するのは速水奨、坂本真綾、杉田智和。速水は、娘である栞との距離ができてしまっている父親の前澤恵三役、坂本はそんな父と栞の間を取り持つ母親・前澤頼子役、杉田は一見無関心を装うが実は熱血の一面もある栞の担任教師・登坂役を演じる。
本予告映像では、栞が迷い込んだスマホの迷宮でウサギのスタンプ・小森と出会うシーンからスタート。そして、栞の目の前に現れる“もうひとりのSHIORI”。栞とは違う派手な見た目のSHIORIは、若き起業家の傑とタッグを組み、「一億いいねをかき集めて理想の私になる!」と現実世界で大暴れ。「新たな世界を生成するだけだ」と、何かを企む傑のセリフも収められた。ビジュアルではひび割れたスマホを背景に、奮闘する栞と小森、そして傑とSHIORIが描かれている。
主題歌は栞役のSUZUKAが所属する新しい学校のリーダーズが担当。代表曲「オトナブルー」を手がけたyonkeyが「迷宮のしおり」のために作詞作曲した「Sailor, Sail On」が作品を彩る。なおyonkeyは主題歌以外にも作中楽曲も担当している。
速水奨(前澤恵三役)コメント
純粋に嬉しかったですね。僕は基本的に、台本をいただいた時、ト書きを含めて何度か黙読をして、ストーリーや世界観、キャスティングしていただいた自分のキャラクターを理解して行きます。そしてリハーサル映像を見て初めて声を出すのですが、恵三は想像していたより、ずっと「昭和の父」でした。強くて、大きくて、そして本当に優しくて、家族想いの父親です。僕の理想でもあるかな。
人々の様々な心を感じるドラマだと思います。是非、映画館でご覧くださいね。
坂本真綾(前澤頼子役)コメント
河森監督と初めて出会ったのは15歳の頃、もう30年も前になります。今なお第一線で新たな挑戦を続けておられる姿に心から敬意を抱いています。そんな監督の最新作で、母親役を演じさせていただけることはとても感慨深く、胸が熱くなりました。公開を心待ちにしてくださっている皆さまと、この物語を共有できる日を私も楽しみにしています。
杉田智和(登坂役)コメント
登坂を演じます、杉田智和です。
今回の河森監督作品から漂うアルジュナ味。大好物です。
だから、大きな声で何度も名前を呼ぼうと思います。
オリジナル劇場長編アニメーション「迷宮のしおり」
2026年1月全国ロードショー
スタッフ
監督:河森正治
原作:スロウカーブ、Vector Vision、ギャガ、フジテレビジョン
キャラクターデザイン:江端里沙
脚本:橋本太知
アニメーション制作:サンジゲン
企画・プロデュース:スロウカーブ
配給:ギャガ
キャスト
前澤栞/SHIORI:SUZUKA(新しい学校のリーダーズ)
小森:原田泰造
倉科希星:伊東蒼
山田健斗:齋藤潤
前澤恵三:速水奨
前澤頼子:坂本真綾
登坂:杉田智和
架神傑:寺西拓人
(c)『迷宮のしおり』製作委員会
(コミックナタリー)