芥見下々原作による「劇場版 呪術廻戦『渋谷事変 特別編集版』×『死滅回游 先行上映』」の公開を記念したイベント「『渋谷事変』直前イベントwithTikTok」が、本日10月30日に東京・TOHOシネマズ渋谷で開催。虎杖悠仁役の榎木淳弥、釘崎野薔薇役の瀬戸麻沙美、夏油傑役の櫻井孝宏、脹相役の浪川大輔、真人役の島﨑信長が登壇した。

「渋谷事変」の前日、という大事な日に渋谷で集まれた

約1週間後の11月7日に公開を控える「劇場版 呪術廻戦『渋谷事変 特別編集版』×『死滅回游 先行上映』」。冒頭の挨拶で榎木は「今日はいよいよ観てもらえるということで……あれ？1週間後ですか？」と述べ、今日のイベントで作品が観られると勘違いしていたことが発覚する。すると浪川や島﨑も「僕もそう思ってた！」「来るまでそうだと思ってた」と同意し観客を笑わせる。瀬戸は、明日10月31日が作品内で「渋谷事変」が起きる日であることに触れ「大事な日に渋谷という場所で皆さんと集まれた。私も参加させてもらえてよかったです」と感謝を述べ、続く櫻井も「渋谷という地で皆さんと共有できてうれしい」と微笑む。

これまで「呪術廻戦」のイベントに参加することが少なかったという浪川は「脹相としてやっと舞台に立たせてもらえた。（ほかの登壇者のトークに）ついていくのに必死なので、皆さんよろしくお願いします」と意気込む。「浪川さんとは逆に、僕はあと何回立てるかわからないですが」と話す島﨑は「みんなと一緒に『渋谷事変』振り返りながら楽しみたいと思います」とうれしそうに述べた。

TVシリーズ放送から2年、当時のアフレコ現場を振り返る

TVアニメ「渋谷事変」の放送から2年以上が過ぎ、登壇者たちは当時を振り返る。榎木は真人との激戦を振り返り、「信長くんのお芝居がすごかった。涙を流し涎を流しぐらいの感じで」と語ると、島﨑も「榎木くんが目を合わせて録ろうと提案してくれて。結果榎木くんはずっと狩る者の目をしてた（笑）」とアフレコを裏話を披露する。そんな2人のトークに瀬戸が「この並び、アフレコ現場を思い出す」と述べると、島﨑は「瀬戸ちゃんは役に入り込んでたから、（真人に対して）壁を作りたいんだけど、僕が気にせず話しかけるっていう（笑）」と苦笑いする。

さらに島﨑が「浪川さんと櫻井さんの3人でガッツリ話したんですけど、健康診断の話を」と続けると、浪川は「関係ないじゃん！作品の話をしようよ」と即座にツッコミを入れる。しかしそんな浪川も「『呪術廻戦』は走るシーンも多いんですが、本当にマイク前で走るんですよ」と真顔で言い出し、榎木に「いや、それは嘘ですよ」とツッコまれていた。さらに櫻井からも「台本を逆から読んでいる」と暴露され、浪川が「いや、せっかちなの。知りたいの結末を」と言い訳する場面もあった。

尺が変わっても濃度は変わらない総集編

そしてトークは「劇場版 呪術廻戦『渋谷事変 特別編集版』×『死滅回游 先行上映』」の話にもおよぶ。上映時間が88分であることも明かされ、榎木が「ダイジェスト感はなく、美味しい部分をいただけるような編集になっている」と話すと、瀬戸も「TVシリーズで描かれたものが42分に編集されるってなるとぎゅっとした感じがするんですけど、尺が変わっても濃度は変わらないです」と力強くアピール。櫻井は音響のよさについても触れ「すごい映像をすごい音響環境で観ていただける」と述べ、浪川は「バトルシーンがすごい。皆さんテレビで観てたと思うんですけど、映画館で観るとそれを浴びちゃう感じ」と映画館で観てほしいと語った。

さらに「死滅回游」から登場する新キャラやそのキャストについても盛り上がる。「（キャストを）今言っていいですか？」と榎木がふざけると、浪川も「1人ぐらい言ってもいいんじゃない？」と発言。試写で初めて知った情報もあったという島﨑が「これ○○さんなんだ？やっぱりー！って思いました（笑）」と話すと、瀬戸も「『来たー！』ってなりました（笑）」と楽しそうに笑い合う。

「死滅回游」虎杖と乙骨のバトルシーン30秒をサプライズ上映

そして舞台には「劇場版 呪術廻戦 0」復活上映の舞台挨拶で初披露された、悠仁くん、憂太くん、悟くんの着ぐるみも登場。さらに「劇場版 呪術廻戦『渋谷事変 特別編集版』×『死滅回游 先行上映』」の虎杖と乙骨のバトルシーン30秒を上映するというサプライズも行われた。観客と一緒に上映を鑑賞した登壇者たちは、特に音響のよさに感動している様子。瀬戸が「音がすごかったですね」と感想を語ると、榎木も「迫力がすごい。ビリビリきましたね」と興奮気味に語った。

そのほか東京・TOHOシネマズ渋谷に、専用スクリーン「呪術廻戦THEATER」が2週間限定でオープンすることや、「呪術廻戦」とTikTokとのコラボ、初日舞台挨拶と全国での生中継といった情報も解禁に。榎木は「めちゃめちゃ素晴らしい出来になってるのは保証しますので、ぜひ周りのお友達を誘って見に来てくれたらうれしいです」とアピールし、イベントを締めくくった。

(c)芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会