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「フリーレン」ゲナウの1位をディガドナハトで祝う、種﨑敦美「パーティは“家族”」

2026/9/26 18:26

山田鐘人・アベツカサ原作によるTVアニメ「葬送のフリーレン」の放送3周年記念上映イベントが、本日9月26日に東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、上映後に行われた舞台挨拶にフリーレン役の種﨑敦美、フェルン役の市ノ瀬加那、シュタルク役の小林千晃、ゲナウ役の新垣樽助、メトーデ役の上田麗奈が登壇した。

明日は種﨑敦美の誕生日、サプライズの花束に驚き

2027年10月より、第3期「黄金郷編」が日本テレビ系で放送される「葬送のフリーレン」。本日行われたイベントでは、第2期の中から選ばれた8エピソードが上映され、舞台挨拶でそれらの振り返りトークが行われた。1時間たっぷり「フリーレン」トークをするとあって、壇上には椅子が用意され、キャスト陣も腰を据えて話せることの新鮮さを噛み締める。新垣と上田は初めての登壇となり、ファンと感想を共有できることの嬉しさをにじませた。

トークに入る前に、9月27日生まれの種﨑をお祝いすべく、サプライズで市ノ瀬が花束を贈呈。観客もハッピーバースデーの歌を歌い、会場一体となって種﨑の誕生日をお祝いした。これまで種﨑の誕生日付近で行われてきた「フリーレン」のイベントで、初めてお祝いされたということもあり、種﨑はヒンメル色を匂わせる花束を心底驚いた表情で受け取り、感謝を伝えた。

前半はゆったり、後半は緊張感、そんな第2期を振り返る

冒頭のトークでは、キャスト陣がこれまでの3年間を振り返る。種﨑は昨日、宣伝担当が3年前のオープニング映像を観たときの高揚感を振り返るポストに触れ、「なんか……3年経ったかって思って。あのときは自分も緊張していましたけど、宣伝担当の皆さんもスタッフの皆さんも緊張していたんだろうなって思って、ぐっと来ました」としんみり語る。小林も「世の中も色々変わった3年間でしたが、『フリーレン』をずっと好きでい続けている方がいて、絶え間なく高い状態を保ち続けているのはなかなかない。感動しています」とファンの熱量の高さに触れた。

続いて上映会で上映された第2期のエピソードに話題が移る。冒険の始まりとなった第29話「じゃあ行こうか」では、ゆったりとした時が流れるエピソードに癒されたという声が多く、市ノ瀬は「3人の連携とかチームワーク、やり取りが細かに見えてすごく好きな物語です」と振り返る。またフェルンとシュタルクのデートが話題となった第31話「好きな場所」、第32話「誰かの故郷」が好きなエピソードだと言う上田。「ずっとフェルンに感情移入して、つらいよ、つらいよ……お願い気づいて!って(笑)。それが最後に、互いに思いやりがあったことがわかったときに、ぐっと涙が溢れ出そうになりました」と語った。

物語は、第34話「討伐要請」から「神技のレヴォルテ編」に突入。以降、アクション光る戦闘シーンがメインになってくることもあり、新垣は放送当初とのギャップに触れる。「後半は、最初の方の話数で愛情深く描かれていた、人の暮らしや営みといったものが失われてしまったところからスタートします。癒されながら観ていたものがゼロになったという緊張感がありましたね」と述べた。

パーティは「家族」、そこにあり続ける絆

種﨑は戦闘シーンについて「楽しくて仕方がなくって(笑)。魔法は楽しいものだ、というメトーデさんの動きや言葉全部にワクワクしてしまいました」と語り、上田の演技がとにかく素晴らしかったと全身で表現する。上田は演じるにあたって「メトーデという役には、体格や分析力といった、私にはないものが多いと思っていて。そういった真似できないところのチューニングはがんばらねば、と思って臨みました」と明かした。市ノ瀬も「フェルンとメトーデさんは、そこまで会話が多いわけではなかったんですけど、魔族と一騎打ちというところで、お互い命を預け合っているのが感じ取れました」とメトーデへの信頼を打ち明けた。

そしてシュタルクとゲナウの連携プレーも光るこの戦闘シーン。新垣は「シュタルクとゲナウの距離感が、戦いを通じて少しずつ近づいていって。命がかかった場面ではぐっと近づいて、最後レヴォルテに勝てたのかな」と語る。またこのシーンのアフレコで、当時タイミング悪く体調を崩してしまった小林。結果、新垣とは同じタイミングで収録することはできず、「病床明けのアフレコだったので、シュタルクの満身創痍感に近い感じのメンタルで臨みました」と振り返った。

第37話「ヒンメルの自伝」、最終話38話「美しい光景」と、勇者パーティとの絆も垣間見えるこのシーンにおいて、種﨑は「家族」という言葉を用いて語り出す。「新パーティの皆と過ごしているときに、描写がないところでも勇者パーティを思い出すことが多くて。絆って、目に見えないけど自分の中にはあり続ける、というのをいっぱい感じる2期でした」と振り返った。

人気キャラ投票1位のゲナウを「ディガドナハト」でお祝い

原作のキャラクター人気投票で、第1位に輝いたゲナウについて、新垣は「びっくりしましたよね?……僕もその1人です(笑)。キャラクター的に好みが分かれる、癖の強いキャラクターだと思ったので、こんなたくさんの人に支持されるとも思わず、すごく嬉しかったです」と観客たちに伝えると、フリーレンが4位だった種﨑はひっそりと悔しさをにじませた。そしてゲナウの魔法「ディガドナハト」の掛け声で、観客とキャストが一体になって新垣をお祝い。新垣自身も生の「ディガドナハト」を披露した。

また約1年後の放送に向けてイラストを公開していくカウントダウン企画が発表に。キャラクターデザインを務める小嶋慶祐によるカウントダウンイラスト第1弾がスクリーンに映し出されると、その場で種﨑、市ノ瀬、小林が生アフレコを披露し、会場に驚きのざわめきをもたらした。

種﨑から新垣に、ゲナウという“淡々としているけど体温があるキャラクター”の演じ方について質問が飛ぶ場面も。新垣は真摯に回答し、“ハイカロリー”な現場であったと振り返ると、種﨑は大きくうなずく様子を見せた。そして最後に、2期の最後のシーンで黄金郷が少しだけ見えるという憎い演出に感嘆したと語る種﨑。スタッフ、キャストへの愛を全身で語り、また3期への期待と抱負をファンに向けて伝え、イベントはつつがなく締めくくられた。

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

(コミックナタリー)