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投稿者: mg
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daiki様はじめまして
あくまでも私個人の解釈になります
またこのあとネタバレ部分も出てくると思いますのでまだ読んでない方はお気をつけください
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
私の解釈ではハッピーエンドになりました。
飛ばした飛行機が水面に着いたあとで写真が両親との3人に変わっていたことと司朗のセリフで過去が変わったことがわかります。
そしてここからは自分でハッピーエンドにするために補足した部分です。鴻さんは過去に戻って出立することとその先の司朗のことを話したのかもしれない、だから菊次郎さんも家族を愛して大切な時間を過ごしたんだろうなぁと。
そして映画のようなラストシーンで司朗は自分の想いをこめながら飛行機を飛ばしましたね。残念ながらここで物語は終わってしまいましたが、私はあの飛行機が再び水面に着いた時に鴻さんが現れたと思っています。
自分の中では素敵なハッピーエンドで、二人は幸せに暮らしているので安心してください。
投稿者: --
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(続き2)
解釈に関する内容ばかりあげてしまったけど、仲良くなっていく過程だとか周りの人との関係も素敵なエピソードが沢山あって、司朗の視界も鴻さんの視界もそれがあったから色づいて見えるんだと思うので、そこはぜひ本編を読んでほしいと思います。 あとこれだけ…一番最初に司朗が菊さんに「ご飯食えるならひとまず大丈夫ってじいちゃん言ってたから」と言ったのも、終盤、親友に「なんかあった?」と聞かれてそう返したのも、じいちゃん、あなたが「最初」にのこしたものは、寂しいものだけじゃなかったよ、って思った。家族を愛せなかったと言うけど、優しい司朗がいまここにいるから、それはそういうことなんだと思いました。写真が変わってしまったけど、顛末を知っている司朗には、その記憶も…じいちゃんといた記憶も残ったかな、あるままだといいな、と思ったり……。それから、鴻さん。向こうに帰る直前の夢で、菊次郎の手を離して司朗の手を取ってることに気付いた。「心中してくれるなら 司朗 俺と生きてくれ!!」これは、シンプルに「お前と生きたい!!」なんじゃないかなって…5周回って思いました 「誰かと生きたいにすればいい」って言った司朗の言葉に対するアンサーだったのかなと…。… そろそろ終わりたい。色々書いたけど司朗と鴻さんの何かを願わずにはいられない。「あっさり喜んでんじゃねー!!」と叫ぶシーンが大好きです。まぎれもなく司朗に言った台詞。司朗にひかれて、司朗をもっと知りたいと思って飛び出た台詞。大好きなシーン。…… これからも複雑な顔で何度でも読み返しちゃうんだろうな。ひとまず。長いレビュー失礼しました。
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供養ここまで。
長々と申し訳ありません。
一解釈なので間違いもあるかもしれませんが、当時のものとしてこのままにします。
作品のレビュー欄にも熱のこもった考察が沢山あるようです。もうお読みかもしれませんが、未読でしたら覗いてみると良いかもしれません。
私も、そちらも読み込んで改めてこの物語を深く味わいたいと思いました。
改めて、再び触れる機会を作ってくださり感謝です。
お望みの解釈ではない上、本当にこんなに占領してしまってすみません…TT
でも作品に打ちのめされるのもまた良い体験……ですよね……。
投稿者: --
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(続き1)
2周目読んだ時、1巻102p「コイツが 司朗の」のモノローグが菊さんと叔父さん二人のモノローグだったと気付いてぞわっとした。次ページの司朗の後ろ姿は、まだ菊さんが見たことない司朗の後ろ姿だから(確認した)あれは叔父さんがこれまで見てきた「"誰か"のせいで寂しい思いをしてた司朗」を思い浮かべたコマで… その後の叔父さんの描写からしても決して完全に気付いたというシーンではないと思うんだ、「もしもそうだったら」レベルの戯れに浮かべてみたものだと私は思ったけれど、でもそれだけではない気も…してしまう。数ページあとの意味深な「よろしくね」これ、先生はこの作品でこの部分を描く気はないんだと悟ったけど、絶対何かある描写ですよね。何かあるんだな……。あと初めて菊さんが竹刀を持つシーン、司朗はじいちゃんを思い出してるんですよね これもぐっとくる… 司朗の試合を見た菊さんも、ひかれてるけど、これは…どっちに…どっちにも…?どっちにも…引かれたのかな……そういう感動…情動もあるのかな。どっちもが「いま」だった鴻さんにとっては…… あとじいちゃんも司朗もハレンチなやつで鴻さんをからかうんですよね。それがまた笑えるシーンなのに泣きたくなる。これだけ書くだけでも、この構成力には感服です。BL読まない人にもという意味でBL枠なのが勿体ない。前後しますが、悪夢が沢山の手だったのは、多くの恩、大事な人を置いてきてしまったことへの後ろめたさ?司朗でなくてはだめだったのは、「ここへ呼んだ」のが司朗だったから…とか… 終盤、静かに眠る鴻さんを見て司朗がくずおれるシーン、あそこが最初わからなかったけど、静かに眠る=引き戻される手が嫌なもの・悪夢ではなくなった、司朗がここへ呼んだ引力、鴻さんにとってそれが救いであった関係が薄れてきた(鴻さん自身が「誰か(司朗!)と生きたい」を受け入れて、タイムスリップの時受け入れられなかったことを乗り越えたから?)と思い至って、また唸ってしまった。人と人の関係には、0か100ではなく、その行間が、裏側がいくらでもある。それをこの先生は少しずつ掬いながら、でもなるたけ沢山描こうとされているんだな…と……。(続く→)
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わー、こちら……
実はこの作品、読み終わった直後熱心にレビューを書いたけどどんなに削っても字数がおさまらなくて、結局どこにもあげられなかった長文のレビューがあるんですが、ここで供養させていただいても良いでしょうか……。
単純なハッピーエンド解釈とは言いづらいですが、たくさんの意見…と仰ってくださってるのと
読み返したら、前向きに解釈しようと何やら頑張っておりました。4年以上前の自分…。笑
連投になってしまい申し訳ないのですが…。
問題でしたらお手数ですが通報いただけたらと思います。
以降、レビューに送れずじまいだったものそのままになります。
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緻密で深く濃ゆくここでしか描けない恋の話
でした。凄い話だった…。まず絵がとにかくうまくていちいち描写に感動してしまうんですが、途中からそれが頭の隅に追いやられるくらい引き込まれる重厚に作り込まれた話でした。1巻177pの夢の人が、司朗の大人…に見えて嫌な予感がしたのが最初だった。司朗の大人、いや、お線香…おじいさん…?そうならどう考えてもしんどい展開…と読み進めた。(2周目2巻冒頭「最近夢でお前を見るような見ないような」の台詞を見直して「あああ〜〜〜〜〜〜」となってしまった…)レビュー字数が足らなさすぎて7割ぐらい削らないといけません助けて…。読んでる時怖かったのは、菊さんが消えちゃうんじゃないかというシーンや「まことのいのちの生きる先を」の言葉が出てきた時…菊さんが実はここに生きるべき人ではなくて、突然いなくなっちゃったらどうしよう?ということでした。でも最後彼は彼の意志で旅立つことができた。旅立つってそういうつもりじゃなくて自分で書いておいてゾクっとしたな、彼はどこにいったんだろう…私はこの物語の答えがまだわからないけど、自分の意志で、というところは分かるのでそれに関してはせめて良かったと思う。でもやっぱり「互いのあるべき場所で生き抜くエンド」なのかな…だって血は繋がっていないにしろじいちゃんの弟。もしも現代に生きていてくれても鴻じいちゃんになってしまう。戻ってこれてもなんかそれはそれで、ずっと苦しい感じがする。わからない。だけどこの人と生きたいと思ったんだよな。わからないよ…わからないけど……。以下、細々した話。(続く→)