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BL小説 ブームの歴史
最近BL小説にハマり出した新参者です。
BL小説におけるブームの歴史を知りたいです。
「はじめてのBL展」において1978年に発刊された雑誌から派生してBL漫画・BL小説が広まっていったとあるので、時期して1980年代~現代までのブームを求めています。
BL漫画とブームが被っていることが多々あるとは思いますが、あくまでBL小説のブーム収集が目的です。また該当ジャンルが長く好まれているとしても、特にこの時期は人気だったという区切りで年代にしたいと思っています。
該当時期にBL小説に触れ合っていた皆様、肌で感じたブームを是非とも教えてください。
1980年代 おとぎ話系(柔らかな作風)
2018~22年頃 オメガバース
2023・24年頃 異世界転生
今の所、自分で見たかぎりはこんなかんじです。時代が違う等の意見も受け付けております。
この投稿は長期で置いておく予定です。何か知っておりましたら書き込んで貰えると嬉しいです。
投稿者: 子なめこ
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投稿者: 子なめこ
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ちるちるさんにて面白い記事がありましたのでメモとして置いておきます。
「【増加率500%越え!?】オメガバースの10年間の軌跡とその人気の秘密を徹底分析!!」
オメガバースものの小説 新規作品数
2015年 1作品
2016年 3
2017年 12
2018年 62
2019年 74
2020年 70
2021年 65
2022年 72
2023年 68
2024年 70
※検索をかけて出てきたものをカウントしているため、実際発売された作品数とは異なる場合がある。
検索からの抽出のため、同人も含まれているのかもしれませんが、これによるとオメガバースの流行は2018~2024であると言えるかなと思います。
投稿者: 子なめこ
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RoxyKitty様
再度のご訪問ありがとうございます!
BL小説最初期において、バイオレンスも特徴にあったとのご指摘ありがとうございます。コンテンツとしてのBLの歴史は始まったばかりなのに中々ハードな(?)傾向が垣間見れ、予想していなかった当時の流行に驚いています。
原油の値段からみるアラブもの流行の軌跡の考察まで!漠然と平成中頃かなぁと思っていたのですが、実際の原油価格と比べて見ると、世間の関心が高かった時期だからBL小説界でも流行したという生活に根付いた流れを知ることが出来、勉強になりました。
中原一也先生の作品は私の積み本に入っているので読むのが楽しみです。
投稿者: 子なめこ
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ぴひこ様
コメントありがとうございます。
非現実的で儚い耽美作品をお伽噺と表していたのではないか?←まさにその通りです!私の大雑把なイメージを具体的に言語化して下さりありがとうございます!
80年代半ばからのやおいブームからの身近な舞台を描いた作品が増えたとのこと、とても興味深いです。同人作家さんが商業に移動してくる過程はまだ調べられていなかったので、そんな流れがあったのかと新たな知識を得ました。
リーマンもの。今ではポピュラーなジャンルですが2000年代になってよく見かけたとのご報告もありがとうございます。私は漫画においてもリーマンものはあまり読まないので人気作と言われてもピンと来ないのですが
『美しいこと』(2007、木原音瀬)
https://www.cmoa.jp/title/1101105402/
木原先生はスーツの男性がメインになっている作品をよく書かれているイメージです
『SMOKER』(2011、井上佐藤)
こちらは漫画ですが2011ちるちるBLアワードから持ってきました
リーマンものの歴史も調べることリストに追加します。
アラブものはだいたいはアラブ(中東のどこか)を舞台にしたとてつもないお金持ちとのBLのジャンルを指しています あくまで私が思っているイメージなのですが カップリングとしてお金持ち×奴隷が多い印象です。
投稿者: RoxyKitty
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すみません、私もBL小説の歴史を語るような知識はありませんが、面白いお題なのでまた出てきました。
『リアリティを求めたものではなくどこか儚い耽美的作品を「お伽話」』確かにJUNE時代のお話しって外国が舞台だったり、時代劇だったり、SFだったりしました。男性同士の恋愛は日常的なものではなく、別世界の物語として書かれてましたね。
『耽美で仄暗くて、悲恋やアンハッピーエンドな作品群』にバイオレンスも当時の作風の一つだったように思います。
「アラブもの」というと私が思い浮かんだのは
「砂楼の花嫁」https://www.cmoa.jp/title/1101007635/ 遠野春日先生 とコメディ「○猥なランプ」https://www.cmoa.jp/title/1101083869/ 中原一也先生 くらいなのですが、少し調べてみました。「砂漠」をキーワードにして検索するとアラブものの作品がたくさん出てきます。それを見ていくとブームは2013年位ではないでしょうか?
2009年には$61.65/バレルだった原油の値段が2013年には$97.94/バレルまで上がりました。なので13年にはエキゾチックな異国&想像も出来ないようなお金持ちということで「アラブ」もののお話しが多く書かれたのでは?でもその後原油価格は2015年には$48.71/バレルまで下がりましたので、オイル・マネー効果はあまり長続きしなかったのかもしれないです。
投稿者: ぴひこ
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大して知識もないのですが少しお話ししたくお邪魔いたします。
RoxyKittyさまのおっしゃる通り、80年代のBL小説(当時はBLとは呼ばれていなかったと思いますが)は「JUNE」が牽引していた印象を持っています。
耽美で仄暗くて、悲恋やアンハッピーエンドな作品群。少年愛的な内容や、いわゆるBLではない同性愛を描いた作品が多かったのではないかしら。
JUNEと言えば男性同士の恋愛の代名詞にもなり得るくらい。
80年代半ばには、少年漫画をベースとする二次創作、「やおい」というジャンルが増えました。漫画も小説も二次創作が流行りました。
そのベースは中高生なので、舞台は学園、身近な少年たちが登場する現代ものでした。
二次創作の「やおい」作品を描く同人作家さんたちがこの頃次々と商業誌デビューして、「やおい」から続く身近でリアルな現代を舞台に近年のBLのベースを作っていったように思います。(90年代)
対する創作の「JUNE」ですが、リアリティを求めたものではなくどこか儚い耽美的作品を「お伽話」のようという意味で、子なめこさまは作風を表されたのかな?
2000年代になって、ネット上にブログで多くの創作小説が書かれているのを見つけて腐女子(これも近年の言葉ですね)の世界に戻ってきましたが、きっかけは「リーマンもの」でした。よく見かけたので流行っていたのかもしれませんが、単に私の好みだっただけかも…。
私は「アラブもの」がいつのものかというよりも、何なのか存じ上げずとても気になっています。
投稿者: 子なめこ
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RoxyKitty様
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り私がBL小説の皮切りとして発刊したと位置づけております雑誌は『JUNE』(1978~1979.1981~1995)です。
1970・80年代のBL漫画の有名作として『薔薇十字館』の挿絵を担当されていた方の
『風と木の詩』(竹宮惠子)
https://www.cmoa.jp/title/79834/
『薔薇十字館』(栗本梓/挿絵 竹宮惠子)
シーモア掲載なし
当時の漫画作風(24年組と呼ばれている漫画家達の作風)、そしてこちらの作品を元におとぎ話系だと思いました。なお挙げている小説は検索をかけても出てこなかった為、読んでおらずイメージで語ってしまいました。しかし『JUNE』では耽美を発刊当時からをテーマに掲げていたようなのでRoxyKitty様ご指摘の通り、1970~80年代は耽美が流行であったと据え替えることと致します。この時期は1995年に雑誌が廃刊したことを受け選んでみたのですが、ご指摘の通り山藍紫姫子先生の代表作
『アレキサンドライト』(1995)
https://www.cmoa.jp/title/1101068661/
『蘭陵王』(1994)
などカードカバーの作品は90年代になっても人気作があるということで1970~90年代中頃までで区切るのがいいでしょうか?
また『JUNE』の特徴としてハピエンではないとのご指摘がありましたので1970~80年代は耽美・バッドエンドという位置づけにしたいと思います。
耽美期の作品例として、自分用にメモを。
『恋人たちの森』(森茉莉、1975)