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このレビューはネタバレを含みます▼
ページ数にして300頁程、途轍もなく良い買物であったとは思う。ただ、答え合わせをしたくもなる作品。私の解釈では「件」と「パンドラの箱」この二つの伝説をモチーフにした話作りではないか、と考えた。解離性同一症を発症した少年のインナースペース内での話と単純化。そうすると、美しい風景も闇も、ドブ川も、人の中に混在するものとしての表現ではないか。そして、蝶が希望となるのでしょう。
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身近にある事件で平和な日常
実写化して欲しい。でも変な感じにされたら嫌だと思う複雑さを抱く、大切にしたい良作。余韻の残る最後の一コマが素敵だ。
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真にシュール
21世紀にて薔薇族をテーマにギャグ漫画を書くという事が、まず持ってシュール。
なぜこいつらは海に出て、なぜこいつはパンイチで、その決まり文句はなんなのよ、と、次々と疑問が湧くが、全ては答えが出ないままに、大海原が包み込んでくれる…。
シュールギャグなんだけど、単に気が違っちゃってるようなシュールさでは無い。なんとなくほろ苦い恋愛メインテーマがあり、各話にも何となくストーリーがある。ただ、それぞれのチョイスと展開と会話内容が、どうしようもなく謎であるに過ぎない。
その寄る辺のなさが、どこか心地よさと爽やかさを生んでおり、「あぁ…、海は広いなぁ…」と感嘆により終わる。なかなかにイイもんですなぁ。。
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