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夏を感じた
この時期に読めて良かった、と素直に思えた。
物語は、主人公の紫乃ちゃんの元に残されたひとつのスマホから始まる。
学生たちの眩しい青春を感じながらも、ミステリー要素だったりどこか仄暗さもまとったお話は早く続きを読みたいと思わせるものでした。
シリアスな場面が続いていても、紫乃ちゃんと守くんに時々ほっこり笑えたりもしました。癒し。
最初から最後まで夏を感じながら読ませていただきました。個人的にジュンちゃんのキャラがとても好きです。
読み終えてからタイトルでもある【かくれんぼ】の、見つけてもらえて嬉しい、の言葉は紫乃ちゃんだけのものでないのかな…なんて思ったり。
こんな学生時代を過ごしたわけではないのに、なぜか懐かしさを覚える作品でした。ぜひこの暑い夏に読んで欲しい。
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おもしろい
読ませる力がそこらの作家とは段違いにある。
敵、味方双方に感情移入させ、そしてどちらも淡々と、そしてあっさりと死に、なのに驚くほど心を揺さぶられる。
とても良い読書体験でした。
ほんで迷宮クソたわけもっと書いてくれやぁ!!!!頼んまぁ!!!!!
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なかなか面白かったです。途中まで展開が読めてしまって飛ばし読みしたら、あ、そうきたかぁと思い読み直しました。思っていた展開ではなかった。で、面白かったです。
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二人の生活を通して交流を深め、唯一無二の存在になっていく姿にまず感動しました。
神獣の溺愛ぶりに心を掴まれますし、何より二人が惹かれ合う過程がとても丁寧に描かれていて、自然と二人を応援したくなりました。
主人公の不憫さと神獣の孤独感に胸が締め付けられましたが、その分、ラストでは温かい気持ちに包まれます。
お互いがお互いを必要としている唯一無二の存在。
二人でいられることが何よりの幸せと感じられるラストで、読後感も最高でした。
切ない物語が好きな方に、ぜひおすすめしたい作品です。
作者様には、こんな素敵な物語を届けてくれてありがとうと伝えたい。
とても素敵な二人でしたので、またいつか、二人のその後の物語も読んでみたいです。
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これはライトノベルじゃなくて文芸作品として世に出てほしかった。
ライトとは正反対の純文的な静謐さが漂う話でした。
これ第三者目線で見たら、そんな気にしなくてもいいのに。とか、そこまで自分のこと責めなくても…。って思ってしまうかもなんですが、そうじゃないんですよね。
誰かに苦しめられてそれがどれほどの痛みかを知ってるからこそ、それを自分が誰かにしてしまったって事への苦悩に苛まれてしまうんですよね。
被害者であり加害者になってしまった。
傷つけられて苦しんできたのに、同じような傷を誰かにつけてしまった。
あんなに嫌悪してた加害者に自分がなってしまったことと同時に、世界の全てを失ってしまった恐怖がすごく丁寧に描かれてて読んでてただただ苦しかったです。
全編を通して救いをどこに見出していいのかわからないような話ですが、だからこそ文学としての美しさを感じました
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