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見えない顔…
怖い話というよりも、不思議な体験といったほうが正しいのかもしれません。



それを初めて見たのは、小学6年生の時でした。
私の実家は、幹線道路の脇はほぼ田畑しかなくその周りに古い一軒家が沢山並んでいるような田舎です。

その日は、母と弟の3人で当時買っていた犬の散歩に行っていました。

家から少し歩いた頃、黒い服を着た人影がポツンと田圃の真ん中にしゃがみ込んでるのを見つけました。
人ではない「何か」、それはすぐに分かりました。黒いフードの下、顔がないのです。

どの角度から見ても顔だけが見えない、とても奇妙な体験でした。

それは、母にも弟にも見えていたようです。昔から霊感のある母は見て見ぬ振りをし、私たちにも見ないよう伝えその場を離れました。


それから数年…その存在をすっかり忘れた頃、2回目の遭遇は家の前でした。それは、じっと電柱に座っているのです。あの時と全く同じ服装で。

見てはいけないものを見てしまった…ということは、すぐに分かりました。
電柱は家の目の前、下から見上げても、また顔がなかったのです。「ない」というより「見えない」の方が正しいかもしれません。顔があるのです。でも顔が見えないのです。


その日、それを見たのは私だけでした。

不気味に感じ誰にも話さないまま数日過ぎたある日、母がそれを見かけました。

数件隣の家の電柱の下でした。


その話を聞いた翌日、その家の方が亡くなったと聞きました。



私はいま看護師をしています。

去年、夜中にある患者のナースコールに対応しました。その患者は毎日のように「黒い人影が近づいてくる」と看護師を呼ぶのです。
「顔が見えない」それの顔が見えたと聞いた次の日の朝、その人は亡くなりました。


今考えると、初めてそれを見た日、田圃脇の家はお葬式をしていました。

あの日私たち家族が見た「それ」は、死神だったのでしょうか。


少しづつ、死が迫るごとに、貴方にも近づいてきているのかもしれません。死が迫っている人にはきっと顔が見えるのでしょう。

もし、顔が見えてしまったら…その時は貴方の死が近いときです。

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