20歳の時、私はパン屋さんで早朝勤務をしていました。
ある日、帰宅した後あまりにも疲れていたのでお昼過ぎにウトウトしていました。
その時に、「カンカンカン」と踏切の音と誰かが走る音が聞こえたのです。(おかしい…踏み切りなんてないのに…)と目を閉じながら思いました。
だんだん二つの音が近付いてきて、頭上のすぐ近くをその二つの音が通り過ぎました。その時、何故が私は全身鳥肌が立ち、誰かの視線を感じて目を開けられませんでした。
音が通り過ぎ、しばらくは寒気が止まりませんでした。
踏切の音…