それは、私がまだ高校生の頃の話です。
その日は高校生の頃に入っていた弓道部の合宿が学校であり、夏の暑い中皆んな練習に精をだしていました。
練習も終わり、夕食や入浴を済ませ、消灯の時間になったのですが、いくら経っても眠れずに友達と外へと飲み物を買いにいきました。
結構時間も遅かった為、辺りは静かでした。
その日は何故かイヤな予感がしていたのですが、飲み物を買っている時には何も起こらず、わたしの気の所為かなと思いましたが
、帰る直前に急に話し声が聞こえてきました。
辺りを見回しても誰も居ないし、近所の家には距離があるので聞こえるはずも無いのに、話し声というか喧嘩のような声とガラスの割れる様なおとが聞こえるのです。
もう一人の友達には聞こえて居ないらしくて、平然としていたのですが突如として身体が重いと訴え始めたのです。
急いで合宿所に戻り弓道部にいたお寺さんの娘の友達に見てもらいました。
その友達にはその時見えていたそうです。
その女の子に乗っかる様にした黒い影を。
その後そのお寺さんの娘にお経などを唱えてもらい、時間はかかりましたが、事なきを得ました。
これがわたしの怖い体験の1つです。
黒い影…