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崖の下…
私が高校生だった頃の話です。
それは、深夜。夢の中から始まりました。
気がつくと何故か私は崖の下にいました。
その私の目の前を何かが落ちていきました。……人間だ、咄嗟にそう思ったのは上から強烈な殺意を感じたからです。
すぐ崖の上を見上げると髪の長い女の人がこちらを凄い目で睨んでいました。
普通の人ではない、ただならぬ異様な雰囲気に私は逃げなければと思い……
そこで何故か夢から覚めたのですが……
胸の上が重い。身体が動かない。確実に目が覚めてる筈なのに瞼が開かない。
身体中にじんわりとした嫌な汗が滲みます。
途端に胸の重みが増して、目を閉じたままなのに何故か女の人が私の胸の上に正座して座ってるのがわかりました。
そして…その女の人がググッっと私の顔をのぞき込むかのように顔を近づけて来たのです。
それはあの夢で見た女の人でした…
殺意にみなぎった血走った目で私を見つめて居るのです。

助けて……お願い、消えて、消えて、消えて……

必死で心の中で願い続けました。
すると。
急に女の人の気配が消え身体がふっと軽くなり……ふわっと身体が持ち上げられたのです。

え?なに?なに?

戸惑っているあいだにもどんどん身体が上に上に持ち上がりもう少しで天井というところで……

「おろしてー」と、願ったからなのか、今度はゆっくりとベッドまで身体が戻っていきました。

そこでようやく身体が自由になり、起き上がってあたりを見回したのですが、既に何者の気配はすっかりありませんでした。

夢では絶対ないと思います。

あれから20年以上経ちましたが、あの時の記憶は薄れる事無く鮮明に覚えています。

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