20代前半の頃、2歳下の彼氏が出来ました。
彼は大学生でアパートに一人暮らし。
なので、仕事が終わった後に彼氏のアパートに遊びに行ってご飯食べるのが習慣でした。
だけど、彼氏のアパートが霊山の麓。つきあう前に何回か行ったこともあるし、別に変な感じもしなかったので気にしてなかったのです。
ある日、夕飯を一緒に食べて
さぁ帰るねって荷物をまとめて玄関に。
話をしながらドアに手をかけ、鉄のドアを開けた瞬間……茶色の生首が左から右へと飛んでいきました。
一瞬凍りつき、すぐにドアを閉める私。
彼氏は見てなかったようで、一応説明したけど笑ってました。
それから遊びに行っても何か視線を感じたり…きっと思い込みすぎなのかもって気にしないようにしてました。
でも、遊び行くとき道に霧が出ていて、人の形のがウヨウヨしてたり
アパートのロフトで足跡がしたり。
ロフトがあるのに彼氏は下に布団をひいていて、ロフトは物置にしてあったことに気づき聞いてみることに。
そしたら
『いや、お前が怖がるかと思って黙ってたけど…最初俺もあそこで寝てたんだよ。狭いけど寝るぐらいにはいいからさ。だけど、寝てると足音聞こえたり、触られるんだよね』
って。
「そういうこと早く言えよ!!!」ってつっこみましたけどね。
別段何か悪さするわけでもないのでほっといてあるそうです。
まぁ、確かに何もされてないしね。
その彼氏は今は旦那様になっております。時々、旦那といると見えるんだけどね…
霊山の麓…