暗重(くらおも)系の短編2本を収録したコミックスです。表題作『Kの支配者』は攻の死から始まる、支配者×奴隷のサスペンスタッチのメリバです。
2本め『HOUSE』は地雷もりもりの兄弟BLです。知人に「あのマッチョBL〜」と呼ばれています笑
私は読み切りをよく思いつくのですが、自主的にあまり完成させられないので汗、どこかで載せてもらえないかな〜と機会があるたび色んな編集部にネタを提出していました。
新潮社さんとは別のお仕事のお話を頂いてお会いしたのですが、『蛍火艶夜』を中心とした暗めのBLラインをやる予定があると聞いて「ここだ!」と飛びついて描かせてもらいました。
『Kの支配者』
K…世界の全てを自分の思い通りにしないと気が済まない傲慢攻
坂滝…受、一見気弱でKに人生を奪われた被害者のように見えるが…
『HOUSE』
龍蔵…弟、圧倒的Sで奴隷を持つ
龍彦…兄、表向きは家族や使用人に手を上げる横暴な支配者
こいつ(作者)まじ好き勝手してるな…ってところ…?
作者はハッピーエンド主義者で、この物語のキャラの幸せはこれしかなかったと思って描いているので、後味はそんなに悪くないと思うのですが…どうでしょうか。
学生の頃には自分が真っ当な社会人にはなれなさそうと悟ったので、漫画描くの好きだしそこで働けないかな〜という感じだったと思います。
商業BLデビューの新書館さんは同人誌即売会の持ち込みがきっかけです。
あまり意識したことはないですが、どんな時にも思いついているような気がします。
物語を読んだ時、単語や言葉を見かけた時、建物や風景を見た時、人と会って話したり、市井の人々を眺めたり、原稿中に追い詰められて頭の中が逃避してる時など笑
愉快不愉快関係なく、心が動けばそこから物語ができる気がします。
そんなに意味はないですが、「和久」で「わく」という名前いいな、と昔から思っていて、音やリズムで「奥田」を付けたと思います。
「奥田和久」の感じだと迷惑がかかる方がいらっしゃる感じだったので、「奥田枠」にしました。
でも今は「枠」なかなかええやん…と思っているので「枠先生」「枠さん」って呼ばれると☺️となります☺️
BLジャンルにない作品の中の同性愛要素には長く触れていましたが、最初に買ったBL漫画は山田ユギ先生だったような…
■BL作品において、「こんなプレイが癖!」「○○ジャンルが好き!」など癖ポイントはありますか?
癖ポイントもこだわりもないから、ほとんどのものが楽しめるのかも…
でもエロはあって欲しい。あればあるほど嬉しい。でもストーリーを途切れさせるエロはダメだった…。
エロとストーリーがうまく噛み合ってると完璧!究極はエロでストーリーが進んでいくこと!
どっちかというと受です。泣いたり傷ついたり怒ったり、感情が動くことが多いからかな…?
■BLに限らず、影響を受けた作品などはありますか?
少女漫画だとCLAMP作品(特に『魔法騎士レイアース』・『東京BABYLON』)、『天使禁猟区』、『BASARA』、『翼を持つ者』、『カプセル・ヨードチンキ』
BLだと寿たらこ作品、小野塚カホリ作品(特に『深夜少年』・『僕は天使ぢゃないよ。』)
小説だと長野まゆみ作品、『GOTH』、『悪童日記シリーズ』、
『煙か土か食い物』から始まる『奈津川サーガ』、『彼岸の奴隷』
あとまだ自分の中にうまく取り入れられていないけど、青年誌だと『狂四郎2030』が大きいです。
(全て敬称略)
単話版の配信の際にはたくさん読んでいただいてありがとうございました。
おかげでコミックスとしてまとめていただけることになりました。
コミックス版は描き下ろしもありますので、また楽しんでもらえると嬉しいです!
(インタビュー回答:2026年3月)