獣人「ディートリッヒ」は夢を見ていた。心に深く刻まれた悪夢を。
目覚めると隣には軟禁中の小説家「戦部 扇華」(イクサベ センカ)の姿が。
無防備な扇華を思わず抱き寄せたディートは、固く閉ざした心を開くように、少しずつ自らの本音を語り始める。
「お前はどうして俺が怖くないんだ?」
そう考えた瞬間、突然ディートを想定外の獣化が襲い、人間の姿に戻らなくなってしまう!
さらに間の悪いことに、近所に住む扇華の知り合いの「伏見 梓眞」(フシミ アズマ)が突然押しかけてくる。
とっさに隠れるディート、しかし伏見はディートの正体を暴こうと扇華に詰め寄り……?
「俺は…っ …化け物なんかじゃねぇ…っ!」
急展開を迎える「ケダモノビッチ」シリーズ第3弾!