瓢箪から駒が出るというが、まさしくそうなった。伯父サイモンの術中から逃れるために契約結婚をしたジョシュアだったが、それはサイモンの愛情であってジョシュアはそれを歪んでとらえてしまっていた。それから7年が過ぎ、サイモンのパーティーで出会った女
性ジェシー、ジョシュアは彼女に一目惚れした、自分の妻と気付かずに。面白い展開ですよね。こんな物語は初めてでした。一番の肝と言えるのはヒロインであるこのジェシー。愛しているからといって媚びず、対等に渡り合おうとする彼女の姿勢にとても感動しました。勿論、そのために心の中では右往左往しているのは当然で、それを支えるコンラッドとアーチー、サイモンと弁護士フェリックスの関りも魅力的です。明日の生活にも困っていたジェシーが一人前のコーディネーターとして自立できるまで7年という月日が必要だった背景にも納得できるし稀有な設定に引き込まれました。
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