何度でも読みたくなる名作を美麗イラストに新装!
太宰治が女性読者から送られてきた日記をもとに、14歳の女学生のとある一日を描いた短編小説。
大人びた考えを持ってみたり、子どもじみたわがままを思ってみたり。多感な少女の心は忙しい。
彼女は変わっていく自分の心と身体に戸惑い、嫌悪しながらも、やがてその変化を楽しむようになっていく。
希望と不安に揺れ動く思春期の少女の透明な気持ちが綴られている作品。
「美しい表紙でよみたい」シリーズは、不朽の名作を美麗な表紙イラストともにじっくりと味わえます。
本作の表紙イラストは、現在イラストレーターとして国内外で活動中の安那(Anna)氏によるものです。
和風・ノスタルジックテイスト漂う作風が特徴で、叙情的な表情、季節感の表現を得意とする美しいイラストが、時代を経ても色あせない名作文学の魅力をアップさせてくれます。