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殺しの掟

池波正太郎

（4.0）投稿数1件

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作品内容

江戸の暗黒街。昼間は実直な職人や清貧の剣客が、夜闇の中では金ずくで人を殺める殺し屋に変貌する。法の裁きの及ばぬ悪を闇から闇へ葬る裏稼業の男たちの非情さと日常に立ち戻った瞬間ふと見せる人間味を、練達の筆致で描く著者十八番の暗黒小説集。人気シリーズ“仕掛人・梅安”の原型をなす傑作９編を収録。

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殺しの掟

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作品情報

ジャンル

：小説・実用書

小説 > 一般小説 > 歴史・時代

出版社

：講談社

雑誌・レーベル

：講談社文庫

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2014年5月28日

ファイルサイズ

： 0.2MB

ISBN

：

4061836153

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

殺しの掟のレビュー

平均評価：4.0 1件のレビューをみる

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最新のレビュー

nijiko さん

(女性/60代～) 総レビュー数：625件

短編９話 421頁

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 「仕掛人藤枝梅安」７冊合本を読んだので、初期作品というこの短編集も読んでみました。意外にも、藤枝梅安編に出てくる、元締半右衛門や彦次郎が出ていて、ここから、仕掛人へとつながっていったのか・・ととても面白く読めました。
まだ、起りも蔓も書かれていませんが、殺しの依頼のときに、嘘偽りを言うことはご法度、その場合、依頼側の命はない・・という、「掟」の根本ができあがっていく作品だと思いました。
この作品の半右衛門は強い口調の人物で、セリフもとがっています。仕掛人編のときのような穏やかな口調ではなく、ちょっと人が変わったように感じました。一番、驚いたのは、この作品の彦次郎は、仕掛の相手に殺されてしまうこと。「顔」は、仕掛の相手が旧知のために、仕掛を躊躇し、ヤバイという自分の本音が知らせる赤信号にフタをしてしまうことのリスクを示しているように思いました。