最高のSF小説だと思います。
それぞれのキャラクターの感情や思いが鮮やかに書かれており、読む側は「ドラえもん」の先入観を覆されること間違いなし。
原作の漫画とは大体のあらすじは変わりませんが、漫画のなかにはない登場人物が出てきたり、
またその登場人物の意外な過去、そして原作の中には描かれる事のなかった親子愛には思わず泣いてしまいました。
また、戦闘シーンの描写もこの本の魅力です。普通戦争ものの戦闘シーンを書くとグロテスクな表現になりがちですが、この本にはそれが一切ありません。それでも、戦うキャラクター達の心情が臨場感満載で書かれています。
この本は、「ドラえもんは子供が見るもの」そんな偏見を吹き飛ばし、大人も子供も楽しめる笑いあり涙ありのSF小説です。
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