1978年から登録が始まったユネスコの世界文化遺産は、2014年、1000件を超えた。その中で、「道」として登録を受けたのは、これまでにたった二例だけ。フランスの「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道」と、日本の「紀伊山地の霊場と参詣道」である。紀伊山地の自然を背景に、霊場、参詣道、そしてそれをとりまく田園風景が織りなす景観が評価された。10年目を迎えた各地を訪ね、そこに生活する人々の、いきいきとした姿をとらえたルポ。※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。【文字数:6500文字/単行本換算で9ページ】