どうすればSEやプロジェクトマネジャー(PM)の生産性を高められるのか。どうすればシステム開発における“手戻り”を減らせるのか。どうすればシステムの品質を高められるのか――。
この課題を解決するカギは、SEやPMが作成する「文章(ドキュメント)」にあります。本書では、提案書やRFP、仕様書、テストケースといった様々なドキュメント作成に通用するスキルをロジカルかつ丁寧に伝授します。
システム開発・運用の現場においては、提案書や要件定義書、仕様書、作業指示書といった文章があって初めてプロジェクトが進んでいきます。
これらの文章に誤解を招く表現が含まれていたり、依頼する作業内容や責任範囲が不明確だったりすると、作業の“手戻り”や設計ミス、プログラムのバグなどが発生しがちです。
本書は、システム開発における様々な文章表現を例に、正しい文章を素早く書くための方法論を、懇切丁寧に解説します。単に例文を並べるのではなく、それが「なぜ誤っているのか。どうすれば正しい文章になるのか」を解説することに重点を置いています。
システム開発はもちろん様々な業務に適用でき末永く通用する文書作法が本書で身につきます。