作家さんのファンです。
このお話は作家さんの自叙伝的なお話と聞いていたので期待して拝読しました。
いつものように世界観にどんどんと引き込まれるような文書で、かなり長いお話ですがあっという間に読み進めてしまいます。
母親との確執を軸に主
人公の思いや葛藤、出会った人々との関わりが、長い人生を振り返るように進んで行きます。人生における印象的な場面においてその時々に感じた主人公の考え方や感じ方はとても興味深いです。
どこにでもある家族、その日常の中にあるちょっとした悲しみや苦悩をとことん掘り下げていく内容は非常に読み応えがありました。
作家さん自身の心の在りようを曝け出したように思える内容に心惹かれます。
お勧めです
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