このレビューはネタバレを含みます▼
ヒーローは伝統ある王家のしきたりによる血の呪いに縛られて、ヒロインは生まれ持った希有な血の呪いによって、常に狙われる人生。各々に苦悩を持ち、その各々の血のせいで、二人は出会う。野望の為だけでなく、王家のため、父や母のためにも、ヒロインの血筋を求めたヒーロー。強引な男性達の一人であるヒーローの優しい紳士ぶりに騙されて、ヒロインは浚われてしまう。ヒロインの拒絶により、無理矢理官能を植え付けられる生活が始まる。しかし、お転婆で勝ち気なヒロインは諦めることなく、逃げようとする。そんなヒロインに内心では罪悪感を抱えながらも、皇太子として生きるために、父や母の苦難の人生のためにも、ヒロインに子供を生ませようとする。その過程でヒロインに惹かれているものの、それを認めるわけにはいかないヒーロー。ヒロインに無理強いをしている自覚があり、そんな自分がヒロインを愛してるとは認めるわけにはいかないと頑なヒーロー。ヒロインも体の快楽に引きずられるように、悲しい目をするヒーローを見ると激しい拒絶が出来なくなっていく。ヒーローの出自に反対を唱えるヒーロー伯父やヒロインを狙う男性の策略もあり、何度も危機に合うヒロイン。最大の危機に合うヒロインを助けるヒーロー、やっと自分の気持ちを認めることに。そして、運命を受け入れたヒロインの言葉にヒーローは感激し、自分の気持ちを告白。晴れて両想いになった二人。しかし、散々血筋を求められていると言われてたのに、すんなりとヒーローの言葉を信じたところはあっけない。最初の頃に、いくらでも嘘で愛を囁けると言われてたのをコロッと忘れたのだろうか。例え片思いでもいい、悲しいヒーローを救いたいと腹を括った時点で、ヒーローの言葉が本当かどうかなんて、大した問題ではなくなったのだろうか。しかも、遊び人だったらしい過去さえも聞いてるのに、あっけないヒロイン。腹を括った女性は強いということなんだろうか。