作家の三浦綾子さんの旦那さん、三浦光世さんの、夫婦生活を回想してつづったエッセイです。結構赤裸々に書いてあって面白いです。病気で寝たきりの綾子さんを何年も待ち続け結婚された方だけあって、とても意志の強い方。以前インタビューで、愛とは「人を幸
せにする意志」だと小さい頃教えられた、とおっしゃっていましたが、相手が窮地に陥り、弱く助けが必要な状態になったときほど、意志の力が試されるのだと思いますし、それが単なる自分勝手な愛か「意志」としての愛かをはかる試金石になるのだと思います。夫婦関係とはお互いの絶え間ない努力がないとダメなのだと実感させられました。三浦夫妻が思いやり支えあう姿に学ぶことがたくさんありました。
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