「わたし、北大に行きます。真の変人と出会わんがために!」北海道大学2年、コドリタキ。珍妙なせんぱいと、身体を張った「変人研究」はじめました。「自称」変人の皆さんへ。――住野よる(作家)住野よる氏も共鳴! 個性という言葉が切々と胸に迫る、こじらせ系青春小説!特別な自分の演出のために変人ぶろうとする、偽りの変人。それが、通称“やっかいさん”。北海道大学2年コドリは、ある理由から“真の変人”を追い求めている。だがそれゆえ、やっかいさんから好かれがち。ある日、心理系コース4年・アリハラと「とんでもない出会い方」をする。アリハラはコドリとやっかいさんらの関係に興味津々……かきまわし、あらゆるイベントを起こしたがる。「アリハラこそ真の変人なのではないか?」と希望を持ったコドリは、あえて振り回されるうち、封印していた自分の気持ちと向き合うように。しかし、アリハラには別の目的があった……。あなたは「特別な人」ですか? それとも「やっかいさん」ですか?読み終えたあとは自由になれる、今までにないこじらせ系青春小説!